先日、沖縄近海でジュゴンとウミガメが遊泳していたニュースをお話しましたが、
引き続き海牛類についてご紹介したいと思います。
ジュゴンの仲間には同じ海牛類のマナティーがいますが、
実は過去にもう1種類海牛類の仲間が地球上で生息していたんです
ステラーカイギュウと呼ばれる海棲哺乳類です
しかし、このステラーカイギュウはベーリング海などの北の極地で生息して
いたのですが、乱獲などの人的要因(発見された時点ですでに生息数は
減少傾向だったという説も)によって絶滅してしまいました
ステラーカイギュウはコンブなどの海藻を主食としていたようですが、
ジュゴンはアマモやスガモなどの海草(うみくさ)を食べて生活しています。
しかし、彼らは極端な偏食動物で、海草しか食べないのです
海草が生息している場所を「海草藻場」と呼ばれているのですが、ジュゴンが
食べる海草が生息地からなくなってしまったら生きていくことができなくなって
しまうという事を意味するのです。
今現在では、沖縄本島の普天間基地代替問題で飛行場の候補地になっている
場所もジュゴンが食べる海草が群生している場所に位置しているそうです。
ジュゴンもマナティーも絶滅危機に瀕している種としてIUCN(国際自然保護連合)
のレッドデーターブックに記載されていますが、このままいくとステラーカイギュウの
二の舞になりかねませんね・・・
一度絶滅してしまった動物には二度と会う事ができない・・・
地球は生物多様性であってこそですから1種でも多くの動植物が生息する場所で
あって欲しいものですね
みなさん、突然ですが日本には様々な動植物が天然記念物に指定
されてますが、日本に野生のジュゴンが生息しているのはご存知ですか
ジュゴンは国の天然記念物に指定されているんですよ
沖縄本島周辺で生息が確認されていますが、推定生息数も不明のままです。
(およそ50頭前後とも数頭とも言われていますが、全く分かっていません・・・)
ところが、先日こんなニュースがはいってきました!
こちらからどうぞ↓