移住後から携わらせてもらっているウミガメの産卵&孵化調査。
suggerライフワークの一つでもあるこの活動も5回目の夏を迎えました
今年も夏のピーク時には、上陸した足跡がないかせっせこ浜に通ってパトロールしてましたが、
上陸した足跡を見つけてからもパトロールは続きます。
ダイビングショップの方から上陸した足跡を見つけたなどの情報をもとに夏の終わりごろまで
モニタリングしつつ、産卵しているか否かが確認できれば秋まで孵化調査は続いていきます。
三宅島はまだ上陸数が少ないので、そこまで大変ではありませんが屋久島や小笠原などでは
たくさんの人員と監視の目が必要となってきます
今年も低気圧通過や台風などの大波で産卵巣がやられてしまうのではないかとヒヤヒヤ
していましたが、無事孵化した形跡を確認することができました。ホッ
今年は2度、レンジャーと一緒に孵化調査に同行しましたが、1度目は73個の卵を確認
こちらは上陸した足跡からアカウミガメの卵であることが分かりました
そのうち、未成熟の卵が19個を確認したので、50個ほどが孵化していることが分かりました
そして、今年ラストの孵化は10月の半ばでした
くわしくはこちら⇒ http://www.wbsj.org/sanctuary/miyake/
今回の孵化調査では掘って掘って掘りまくっていると、出るわ出るわでトータル244個の
卵殻が出てきました!!
こちらは上陸した足跡からアオウミガメの卵であることがわかりました。
しかも、孵化率も高く未成熟卵も17個とかなり少なく、194個の孵化を確認できました。
アオウミガメの赤ちゃんが浜から海へと巣立っていったあしあと。
これだけでワクワクしちゃいます
今後も、三宅島の浜が良好に保たれてウミガメたちが産卵しに還ってくる浜であって
ほしいものですね!!!!
今年も小さな小さな命がたくさん大海原へと旅立っていきました^^
すくすくと成長してまたこの浜に産卵しに還ってきてくれるといいな~
(ウミガメは自分が生まれた浜に還ってきて産卵すると推測されています)
地道な活動ですが、これからも我が子のような気持ちで送り出し、成熟して自分が
生まれた浜にいつか母となって戻ってきてくれる日を願って・・・☆