先週末のバイキング授業ではイルカの身体のしくみ第2弾で、
「イルカの出産について」でした。
陸上動物の通常分娩では頭から産まれてきますが、鯨類は水中生活への適応
により尾ビレから先に産まれてきます。(人間でいう逆子の状態ですね)
鯨類は肺呼吸の哺乳類ですが、水中で生活しているので産まれてくる
赤ちゃんが頭から出て、母親が産み落とすまでに時間がかかってしまうと
すぐに呼吸しに水面へ浮上しなければ溺死してしまうからなのです
産まれてすぐの赤ちゃんは真っ先に水面へ浮上して呼吸をしに上がりますが、
母親が吻先(ふんさき)=くちばしで水面へ押し上げたりして手助けをします。
産まれた赤ちゃんは水中で母親からお乳をもらうのですが、くちばしのある
イルカがうまくお乳を飲めるのか??
ちなみに鯨類のオスとメスの判別は腹側にある生殖器などの形で見分けます。
水中での生活では様々なものが水の抵抗を受けてしまう為、オス生殖器も
メスのお乳も必要な時以外は体内にしまわれていて、必要な時だけ露出する
しくみになっているのです(おへそもちゃんとあるんですよ)
オ ス メ ス
メスの乳溝の中に乳首が隠されているのですが、水中でミルクをこぼさずに
飲める秘密が赤ちゃんの舌にあるのです
赤ちゃんの舌の先端部には葉状突起(ようじょうとっき)と呼ばれるヒダ上の
突起物があるのです
この舌をストローのように筒状にしておっぱいを包み込んでお乳を飲みます。
葉状突起はやがて成長するにつれて消滅していきます。
様々なところで水中生活への適応を遂げてきた鯨類の体にはまだまだ
秘密がいっぱいです 動物の生態って奥が深いですね
よく出来ていますね。
またまた神秘的なものを感じずにはいられません。
ほんとに不思議ですよね~。
なので、野生動物の生態ってほんと興味深々なんですよね。
またおもしろネタ引き続き紹介しますね!