sugger's blog@三宅島

三宅島に移住して18年目になりました。
自然ガイドHitomiが島暮らしのことや三宅島の魅力をお届けします♡

教え子たちのあしあと。

2012年03月25日 | ネイチャーガイド

屋久島tripの目的の1つ。

前職でとてもお世話になっていた研修先を訪れたかったこと。

国内で最大、世界有数の「アカウミガメの産卵地」として知られている場所。

この浜の砂はサラサラの砂ではなく、1,2ミリほどのちょうどよい細かさの砂浜なのだ。
ウミガメが掘りやすく、産卵したあとも埋めた卵に酸素がいき渡るぐらいの隙間が
できる良質な砂浜。

また、永田浜はラムサール条約(正式名称:特に水鳥の生息地として国際的に
重要な湿地に関する条約)」の登録湿地。

日本のラムサール条約登録湿地
http://www.ramsarsite.jp/jp_index.html

屋久島の北西部に位置する永田いなか浜にはこんな看板が設置されている。

アカウミガメ、アオウミガメが上陸産卵しています。
その中でも、アカウミガメは日本で上陸している約半数をしめると言われています。

この時期は残念ながら、「うみがめ館」が閉館シーズンなのでOさんにお会いする事が
できませんでしが、歴代の教え子たちが就職したり、何度もこの地を訪れてウミガメの
調査を行ってきた地。

「NPO法人 屋久島うみがめ館」
http://www.umigame-kan.org/


色んな思いがあって、ぜひとも訪れたかった場所に来れて本当に良かった。

Yくんは今どうしてるだろうか?Kは調査頑張ってるだろうか?Yちゃんはそろそろ結婚かな?
Hは今年あたり調査に来たいと言ってたけど、Sちゃんとまた三宅島へ来てくれるかな?
Hはママになってもう何年経つかな?とか・・・。
色んな事を思いながら、思い出しながら「いなか浜」を歩いてみました。

そんないなか浜の向こう側には、「口永良部島」が見えた。
この島にも行きたかったが、スケジュール的に厳しく断念・・・。次回こそは!!!

 

長らくのお付き合い、ありがとうございましたm(_ _)m

 

ガイドの勉強をかねて訪れた「屋久島」だったが、ご縁あって出会えた方や
イメージや知識だけでは体感できなかったことなど・・・
自分で体験することで、ガイドである自身を客観的に見ることができた。

もっともっと勉強したいし、ゲストの立場でも学びたいことがたくさん!!
この仕事にも終わりはないが、日々自然と共生できるガイドでありたい、
インタープリターとして自然からのメッセージを伝えて行きたいと改めて強く思った。


たとえ場所が変ってしまったとしても、私の旅はまだまだ続いていくようだ。。。



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屋久島カラー

2012年03月21日 | photos

 




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目と目が合ったなら・・・

2012年03月21日 | いきものたち

そして、この旅で一番のサプライズ感とドキドキわくわく感を体験できたのが、
生きものたちとの出会い・・・

世界遺産区域に指定されている、西部林道でのひととき。
ヤクシマザルやヤクジカに会える確立が高いと言われている場所だったので、
島を一周するときに立ち寄った。

ここは道路も整備され過ぎてなく、一車線で対向車とも気をつけなければならない区域。
民家も建物も全くない、人気のないまさに林道。夜は怖くて通れないだろうな^^;

独特な雰囲気が残っている、生き物や自然の聖域のように感じられた場所だった。

あちこちにいるとは言うものの・・・初日にはヤクジカに会えず。
白谷雲水峡でも一瞬しか見ることが出来なかった・・・

ようやく、西部林道で彼らの暮らす森にお邪魔させてもらえ、ゆっくりとアイコンタクトをとる。
その目と目があった瞬間が実に幸せだ~♪♪

ファインダーから覗いていても、目が合っている。。。

 

僕らの世界へようこそ!!な~んて声が聞こえてきそうな雰囲気。

まさにワンダーランド!!

時間があればもっと観察していたいくらい。。。 

 彼らのこんな自由なしぐさや群れでの暮らしなど・・・ほんとにドキドキとワクワクがいっぱい。

自分が旅する醍醐味はやっぱり、野生のいきものたちにいつどこで出会えるか
分からない中、偶然の遭遇だったり予期せぬ再会だったり・・・そんな体験が
「生きていてよかったー」って思わせてくれる。

だから、またそんなワクワクに出会いたいと旅に出るのかもしれないな。

三宅島にも時々訪れてくれる「ヤツガシラ」
suggerは三宅島ではまだ見れていなかったが、屋久島で初めて出会うことができた!!

これも超感動だった。。。

三宅島を訪れるゲストもこんな風に陸では「アカコッコ」や「カラスバト」海では「イルカ」や
「アオウミガメ」「カンムリウミスズメ」や「メジナ」たちとの出会いに心弾ませている(*^^*)
人にもねっ^^

こちらも初めて出会えた「シロハラ」
アカコッコと同じツグミ科の野鳥。どことなくアカコッコに似てますよね^^


今回の旅ではたくさんの生きものたちに出会うことが出来て、またエネルギーを与えて
もらったような気がする。

自由に暮らす生きものたちと目と目があったなら・・・

                       あなたならどんなワクワクを感じますか??



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木霊に逢いに・・・

2012年03月20日 | trip

トレッキング途中には、三宅島でも見れるような植物もたくさんあって、やけに親近感が湧き
ガイドさんとの話も弾みました。

「これは三宅にはある?」とか「三宅のものと形は違う?どうかな?」とか・・・
ヤブツバキの変種には興味深かった。ほかにも、ムラサキシキブやオオタニワタリ、
ヘゴ、スギゴケやヒノキゴケなど三宅島でも見られるものが自生していた。

この杉の樹皮が剥げているのは、ヤクジカが角で擦ったあと。

角の生え変わりなどで、気持ちが悪いときに木に擦り付けているのだそうな。
こういう木がところどころで見られました。

色んな年代の色んな表情がある杉がそこらじゅうにありました。
名前が付いている杉もこのルート以外のコースにもたくさん!!! 

海が降らせた雨水が苔をつたって流れ落ちてきます。

耳を澄ましていても、この森にはほとんど鳥のさえずりはなくせせらぎの合間から
木霊の話し声が聞こえてきそうな雰囲気が立ち込めていました。 

五感で体感するもののけの森・・・ものすごく神秘さを感じました。

写真を撮っていると、この木の幹はあらいぐまのような、たぬきのような顔に見てきた。
見えるかな??

いよいよ木霊に誘われて「苔むす森」の拠点へと入っていきます。
ドキドキとわくわくに胸躍らせて、いざ苔むすの森のメインストリートへ!!

ここが「もののけ姫」の舞台となった「苔むす森」

映画「もののけ姫」に登場する「ナゴの守」はこの光景から生まれたそうです。
宮崎駿監督と映画クルーみんなで何度も足を運んで、映画のイメージを共有したそうです。
(現地ガイドさん談)

ナゴの守の右横顔に見えますか?
(画像向かって右の階段辺りがイノシシの鼻の先端で、中央の切り株が右横顔の部分に
なっていて、中央の木のこぶ目に見えるの分かりますか?)

こんなやつ↓
http://x95img.peps.jp/uimg/k/karakurigiraffe/2/d0m930tg9qA.jpg


そんなこんなで往復5時間の道のりでは、ほとんどしゃべりっぱなしでした^^;
私もまた、興味津々なので質問攻め^^;やりにくいゲストだったろうなぁ・・・(笑)

でも、逆にほかのゲストとは質問の視点が違うので、勉強になりましたとTさん。
「ヤクシマ〇〇ってつく植物ってどれぐらいあるのか?」と質問したら、調べて
おきますとTさん。
帰り際には、「これからのガイドに活かします」とおしゃってました。
私も、日々こんな感じでゲストのみなさんに課題を頂いたりして成長させて
もらってるな~って思いながらTさんとお宿でお別れ^^

自分のおじいちゃんのようで、素敵なガイドさんでした。

Tさん、ほんとにありがとうございましたm(_ _)mすごく楽しかったです♪♪♪

 

つづく・・・




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苔むすの森のなかで・・・

2012年03月20日 | trip

今回は弾丸ツアーだったものの、色んなところを巡りたいこともあって・・・
6時45分に宿を出発して、白谷雲水峡半日トレッキングへ行ってきました。

屋久島で生まれ育ったベテランガイドさんTさんと一緒に苔むすの森を目指して・・・

いざスタート!!

このトレッキングルートは屋久島トレッキングでも人気のルート。
入り口付近はかなり整備されていた。

巨大な花崗岩の上を渡り歩いていきます。
ここで休憩やお弁当を食べるのもおすすめだそうです^^

ガイドのTさん、私が自然ガイドをやっていると話をすると、屋久島の自然に関する
色んな知識を教えてくださいました。

途中、こんな吊り橋もあったよ。眺めも最高~!!
三宅にはない景色だったわ。

水が豊富な屋久島の中腹から上には、たくさんの沢があり、時々これを飛び石に乗って
渡っていきます。

この辺りは照葉樹の森が広がっていて、タブやシイ、ヤクシマリンゴツバキやシダ植物が
たくさん見れました。
もちろん、苔の種類も半端ない!あたり一面に苔が生えていて、グリーンな世界!!

登っていくにつれて苔も多くみられ、とても幻想的な雰囲気に包まれていきます。

花崗岩の上の苔から生えている木々や杉などに着生している植物、倒れた木から
芽を吹いているものなど・・・視覚的にも興味津々で、気がつけばあっと言う間に1時間・・・
そして、また1時間・・・と時が過ぎてゆく・・・

このあたりの沢の水は汲んで飲むことができるようです。超軟水だけどね^^

 

つづく・・・




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