5月3日
昭和22年のこの日、新憲法が施行されました。
戦前、神社は公法人(営造物法人)として位置づけられ、明治4年の上知令により神社の多くの土地が国有財産となっていました。
新憲法が施行されると、そうした国有財産の上に神社が存在することが憲法に抵触するおそれがあったため、まず、寺院と同様に無償貸し付けとし、その後「社寺等に無償で貸付してある国有財産の処分に関する法律」という時限立法により払い下げ手続きを行うことになりました。
現在より相当不便であったあの時代に、私たち神職の先輩たちが東奔西走し、境内図や証拠書類などを神社本来の所有とすべく書類を作成し、払い下げ手続きを行った結果、神社固有の土地として戻ってくることになりました。
戦後のあのときに、約8万もある神社の土地を守るため、少ない神職で、短期間で手続きを行ったことの困難さを思うとき、ただただ頭の下がる思いです。
そうして守られてきた神社の土地や立木、みなさんで大切に守っていきたいものです。
午後から、「古典素読の会」の代表者と、元河内町出身の親子、また西条からの素読の会の生徒さん親子がこられ、昇殿参拝をされました。
座礼による、とっても丁寧な作法をお教えし、皆さんとてもきれいな作法で二拝二拍手一拝をされ、小学校1年の男の子が天照大神さまから今上陛下まですべてを覚えて、神前に奉告されました。感動です。子供の暗記力はすばらしいですね。幼稚園生の妹さんも御製を奉読されました。
是非是非、またご参拝くださいね!
また、同じ昼頃、熊本の幣立神社の神職さんのご紹介で広島市内のご夫婦?のご参拝がありました。感謝感謝!余りお話ができなくてすいませんでした。森の散策はいかがでしたでしょうか?
夕方冷え込んできました。もう少しで立夏なんですがね・・・・
今日もご覧くださり 有り難うございます