杉森神社の物語(東広島市河内町)癒しのある風景

人生は、実験の連続。愛される神社を目指して頑張っています。祭りとは奉ること。ご祈願毎に神饌をかえ丁重なお祭りをします。

10月の日記17 神嘗祭遙拝 神嘗奉祝祭 神宮大麻

2013-10-18 05:27:48 | 神職・宮司になるためコーナー

10月17日

なかなか太陽が顔を表さなくなりました。めっきりと寒くなりましたが今日は伊勢の神宮(皇大神宮)では神嘗祭が行われる日です。

しかも、式年遷宮終了後、新御正宮ではじめて行われる神嘗祭です。

 

この神嘗祭にあたり、神宮では

お米のお祭りとして

祈年祭

山口祭(道具の鍬の柄を取るため山の入り口で山口の神をお祭りしお許しを乞う)、木本祭(鍬の柄のために伐る木(櫟・くぬぎ)において木本の神をお祭りしお許しを  乞う。)

神田下種祭

御田植初式

風日祈祭(5月14日8月4日 内宮をはじめ125社で稲をはじめとする五穀の生長が風水害に遭わないように祈る祭り)

抜穂祭

と丁重にお祭りを続けお米を収穫します。

また、神饌の殆どを自給自足で賄うため

野菜果物をつくるための御園祭

塩つくりのための御塩殿祭

酒作りのための御酒殿祭

そして、衣のお祭りとして、

神御衣祭

神御衣奉織始祭

神御衣奉織鎮謝祭

実際にたてまつられるものは、絹・麻・裁縫道具・糸・刀子・錐・針・鉾鋒(ほこさき)・緒(糸をよりあわせた紐)、御神座の飾り物がたてまつられます。

 

このお祭りは、実は先日行われました20年に一度お社を建て替える「遷宮」(1300年前)が行われる前から行われています。遷宮は昔、神嘗祭の日に行われていました。まさに遷宮は衣食住の揃った大神嘗祭でもあります。

このように、日本で一番丁重に神様をもてなすお祭りを続けているのが神宮であり、祭りを通じて神さまの御稜威(みいつ・御力御恵)を日本一(いや世界一?)高め、その尊さの中で神宮大麻が奉製され、全国の神社を通して各家庭へ頒布されるようになったのであります。

私たち神職は、神社を通して神宮大麻頒布ができることの有難さを肝に銘じ、今年も神嘗祭を迎えられることを寿ぎ、神宮を称え、奉職する神社の神々を称え、天皇陛下の弥栄と国民の安寧を祈るために「神嘗祭遥拝」並びに「神嘗奉祝祭」を各神社で行っています(今年は特別の祝詞によって祭典斎行するよう通達がでています)。

それゆえ、このお祭りは、神宮大麻と直結するものと理解すべきだと思っています。

杉森神社での神嘗奉祝祭は、一名の総代の参列のもと、厳粛に斎行しました。

 


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10月の日記16 賀茂支部神宮大麻頒布始奉告祭

2013-10-17 06:00:47 | 神職・宮司になるためコーナー

10月16日

夜中、風が窓を叩くことで目が覚めました。

雨戸を閉じましたが、どこからか、風がはいり、引き戸が揺れていました。

台風から離れているのに、こんなに風がふくなんて・・・

 

朝、神社にいくと、大きな被害はなく、安堵しました。

今日は久々の地鎮祭。お世話になっていた設計士さんの家族の地鎮祭。

5日から腰痛に悩まされ、もし、今日動けなかったらどうしようかと思いました。

今日は賀茂支部の神宮大麻頒布奉告祭兼総代表彰式。支部内の神職さんは朝から準備のために会場に集合します。もし出来なかったら代わりの神職さんも都合悪く、大変迷惑をかけるところでした。

シバだらけの境内の掃除を途中でやめ、早々日供祭を奉仕し、地鎮祭会場に向かいました。

風はまだ強く、祭壇の傍に杭を打ち固定、大麻や玉串は重石を置き風対策をしてお祭りを行いました。

不思議なことに、地鎮祭が終了した途端、強風が吹き、雨が降ってきました。

すべてが無事終了して安堵し、支部会場に向かいました。重いものをもつのをためらって、みなさんに迷惑をかけながら、ちゃっかり、昼の弁当をいただきました。(~_~;)

 

明日は、遷宮後の重要な神嘗祭が神宮で行われ、全国の神社では神嘗奉祝祭です。

帰宅途中に神饌を購入し、夕方地鎮祭のあとかたづけを終え、今日も無事一日を過ごすことができました。

おしらせ

 10月17日午前10時

 神嘗奉祝祭 遷宮後はじめての神宮で行われる神嘗祭を奉祝するお祭りです。


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10月の日記15 屋根の上から水が・・・

2013-10-16 06:05:39 | 日記

10月15日

スケットさん帰京の日。多忙な役職でありながら、連休をとっていただき、手となり足となり、助けてくださいました。まるで神様が腰痛を予想して、助けを呼んで下さったかのように思えてなりません。感謝感謝感謝感謝であります。

 

空港に送り帰宅したら、なにやら大雨の音が?おかしいなあ、雨はまだ降っていないのに・・・もしかして・・・・な、なんとソーラー温水器の水がじゃぶじゃぶと・・・

 

どうしよう・・・腰の調子をみながら、おそるおそる屋根にあがると、水があふれてでています。すぐに総代さんに連絡して、みてもらったら、おそらくウキが機能していないんだろうとの事。

 

調べてみたら、まさにその通り。早速、淀瀬建材屋さんにいって、ボールを購入。このあたりで雨が降ってきました。

被害が少なく、安堵したしました。そして総代さんに感謝感謝感謝!

 

先日来、全国各地の地方紙に杉森神社が紹介され、激励のお手紙を送ってくださる方がでてきました。

ありがたきことです。こんな私に見も知らぬ遠方の方からもご支援をいただけるなんて、恐縮至極に存じまする。感謝感謝!空を見上げれば大きな虹が・・・・これから強風になるとも思えない天気でした。

 

 

 

 

おしらせ

 10月17日午前10時

 神嘗奉祝祭 遷宮後はじめての神宮で行われる神嘗祭を奉祝するお祭りです。


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10月の日記14 杉森神社称讃詞奏上 初宮詣で 蟹漁 美酒鍋

2013-10-15 11:03:27 | 河内町の見どころ食べどころ

10月14日

本日が、本当の例祭日です。私たちの都合で日にちが変わってしまうことは申し訳ないことです。

そこで、日供祭にあわせて祖父が作成した神社称讃詞を奏上し、かたじけなみ奉りました。

 

腰はまだまだで座薬をいれて、初宮詣での奉仕をいたしました。2月の入院中に安産祈願をされたかったそうで、申し訳なく存じます。

赤飯と赤ちゃんのお名前の入ったどら焼きを奉納してくださいました。昔ながらのよき風習ですね。

 

沼田川は、もずく蟹漁の最盛期です。あちこちに蟹籠が設置されています。

河内蟹としてブランド化してもいいと思うのですが・・・

夜は総代長さんがスケットさんを労ってくださいました。感謝感謝!美酒鍋と雑炊、西条の味を堪能しました。感謝感謝!

 

 

おしらせ

 10月17日午前10時

 神嘗奉祝祭 遷宮後はじめての神宮で行われる神嘗祭を奉祝するお祭りです。


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10月の日記13 例祭 その4

2013-10-15 06:01:20 | 日記

大蛇の続きです。

 

ちょうど首をきりおとした瞬間がとれました。

真剣に見入っていた神楽師のひ孫さん!間近に大蛇がでることを想定していなかったのか、大泣きとなりました。将来の神楽師がんばれ!

 

 

今年の例祭報告もこれでおしまい!

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