火の手や煙が近くに見えたり、家の倒壊などの危険を感じたら、
ペットを連れて最寄りの*震災救援所(区立の小中学校)に
避難してください。
(*震度5強以上の地震が発生した際などに開設されます。
大規模な火災で自宅や救援所に危険が迫った場合は、近くの
広域避難場所に避難します)
杉並区の防災対策(令和3年9月)
https://www.city.suginami.tokyo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/013/499/suginamibousai.pdf
👉救援所にペットの受入れや受入れ態勢について確認しておきましょう。
👉救援所にはペットのエサ、水、ケージなどはありません。
飼い主が準備してください。
大型犬、中型犬はリードに繋いで、小型犬や猫はキャリーケース
(クレート)に入れて同行避難します。
~救援所では人が優先~
救援所に到着すると、ペット連れの避難者は圧倒的に少数
と感じるのではないでしょうか。
(犬や猫を飼育している家庭の比率は1~2割)
避難者が押しかけ、殺気だった状況も予想されます。
救援所の指示に従ってください。
事故やトラブルを防ぐため、
一般避難者から離れて待機しましょう。
ペットが人を噛んだり、逃げたりしないよう注意が必要です。
飼い主が待機場所を離れる際には、ペットを見守る人を残して
ください。
ペットは一般避難者のスペースには入れません。
以下、「震災救援所ペット対応てびき」より、
救援所でのペット飼育管理の流れをご紹介します。
*てびきは参考例です。個々の救援所の状況、同行避難者数
などに沿って対応してください。
震災救援所ペット対応てびき(作成:杉並どうぶつ相談員 発行:杉並保健所生活衛生課)
https://www.city.suginami.tokyo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/026/939/pet_kyuenzyo_tebiki.pdf
避難者の受入れが一段落した後、
1.飼い主の皆さんで、救援所が指定した場所に、飼育場所を
設営します。必要な資材を救援所から受け取ってください。
↓
2. 「飼い主の会」を立ち上げ、責任者(複数名)を選出してください。
↓
3. 「飼い主の会」でペットの登録受付を行います。
↓
4. 飼い主は、「飼い主の会」の責任者の指示に従って、犬、猫、
小動物をペットの飼育場所に収容します。
積み重ねられるハードキャリー
5.「飼い主の会」の皆さんで協力して飼育管理を行ってください。
ペット登録受付票の見本や飼育管理の詳細、注意点などは上記の↑
「震災救援所ペット対応てびき」をご参照ください。
★必ずしも「飼い主の会」を立ち上げる必要はありませんが、
大切なのは、飼い主同士が協力することです。
事故やトラブルを防ぐためにも、救援所が定めた飼育ルールを守って
飼養管理してください。
👉盲導犬・介助犬・聴導犬は、「身体障害者補助犬法」により、
公共施設などへの同伴が認められており、同室避難となります。
飼い主不明のペットについて🐾
救援所には、飼い主不明の迷子ペットが届けられる可能性があります。
飼い主不明動物は東京都が収容しますが、移送まで時間がかかる場合は、
救援所とも協議し、「飼い主の会」で世話をするか、預けられる人がいるか
話し合ってください。
飼い主との再会のためには、地域に留め置くことがベストです。
「ペット登録受付票」に、動物種、品種、移動先など
必ず記録を残してください。
④救援所での飼育・その2 に続きます。
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