悠々丸水産業務連絡掲示板

主に東紀州を漁場として出漁。
水揚げから加工まで行っております。

加工部の、鹿肉でウインナー&干物作り+農業部

2009年12月01日 20時43分01秒 | 加工部

今回は加工部

 先日、鹿肉を頂いたので「どうやって食べよっかな~」と思案した結果、ソーセージにすることに決定

まずはブロックをミンチにするべく、小さく刻む。

これで700㌘強。

これをミキサーでミンチにする。

これで挽いたんだけど、かなり前から使っている。年代物? 重宝してます

で、挽いた肉に調味料等を入れて粘りが出るまで再度ミキサーにかける。

ソーセージのタネ

出来上がった肉をしばらく冷蔵庫で寝かす。

 ・・・そ・の・間・に・・・

干物に丁度良いシズが手に入ったので、肉を寝かしている間に干物を作る。

煮付けや塩焼きにしても当然おいしいけど、干物もまたGOOD

まずは、塩水を作る。

今回は10%の塩水を作り、これに開いたシズを20分ほど漬ける。

程よく漬け上がったら、天日に干すだけの簡単作業♪

ハイ☆ま~す。

魚を干していると、農業部長も何やら作業をしている。

落花生と大豆が気持ちよさそうにお日さまにあたっている。

その傍らで農業部長がすでに干し上がった落花生を剥いていた。

のどかな光景だ

 

そこに見習いが登場し、

突如、農業部長見習いのバトルが開始された

  

が、勝負はあっという間に決着がついた。

「こら~お前は何をするんじゃ~~~~~~

農業部長の声が響く。

剥いてあった落花生をぶっちゃけて見習いの勝ちだ。

 

でもその後こっぴどく怒られ、シュン太郎に。 当然だわな。でもまあ、すぐに忘れるんだよね。キミは

 

そうこうしているうちに魚を並べ終え、後はお日さまにお任せして待つばかり。

 ・・・・・・・・

そして、4時間程干したところで出来上がり。

風が無かったから少々時間が掛ったけどいい感じに☆上がった。

 

さて、お肉の方はどうかな?と見てみると、良い感じになっているので、ソーセージの最終作業に入ることに。

羊の腸を塩抜きしてソーセージメーカーにセット

羊腸に肉を詰めていく。

見習いにもお手伝いいただき、ちゃちゃっ!と肉詰め完了。

最後に80度のお湯で湯がいて、か・ん・せ~い

テストピースを食べてみる。うん、上々の出来

ビールにぴったり

今回は時間がなかったので燻さずにボイルしただけ。面倒くさい?う~ん、それもあるかな・・・

 

で、早速晩御飯のおかずに。

ご好評頂きました。

お味の方はと言いますと・・・何と言っていいものやら??

まず、鹿の味・匂いはしません

それから、市販品より柔らかめで脂少なめです。

といったところかな?わかんない?でもこればっかりは食べてみないと、ねぇ

 

いつもソーセージを作って思うことが一つ。

それは「市販品はスゴイってこと。

いや~真似する必要はないけど、なかなか真似出来ません。

でも、ちょっとは追いつきたい!ので、試してみたいことが一杯!

でも次回は猪でハム・・・かな。