悠々丸水産業務連絡掲示板

主に東紀州を漁場として出漁。
水揚げから加工まで行っております。

雨が降っても子供は元気!

2010年07月16日 19時57分09秒 | 社員

生憎の雨でしたが・・・

7月11日。紀州は朝から雨模様

午前中は降って止んでの予報だし、見習い達がやる気満々なので、ちゃちゃっと準備を済ませて海へ向かう。

 

 

今回はシュノーケリングの練習も兼ねているので、主に見習いと行動。

 

 

去年はシュノーケルの排気音を怖がっていた見習いだけど、今年は大丈夫。成長したね~

 

 

泳ぎ始めると、まずはトラフナマコがお出迎え

残念なのは、水の濁り。

雨が続いたせいで水が濁り、しかも水面近くに真水帯が出来ているところがあって、コンディションはかなり悪い。(真水帯のあるところは、汽水域によくある”ゆらゆら帯”のような感じで、ぼやけて見えるので厄介です)

写真では、黄緑っぽく濁っているように見えますが、これはカメラのせい。水中モードにしたらこうなりました

実際は、少し霞ががったような感じです。(下の丸い海藻が写っている写真が近いかな・・・)

 

 

ナマコ系はへっちゃらな見習い

物心つくまでに、バケツに入ったナマコ(達)に触って遊んでたからかな?

 

 

次に出迎えてくれたのは大きなアメフラシ。

 

 

産卵(いわゆる、海そうめんですね)中の個体もいました。

 

 

で、見習い達にかかれば、こうなっちゃうわけです

 

 

岩礁帯まで泳いでくると、こんな海藻に出会いました。

まるで海底から生えた1本の木のよう。

去年に比べて海藻が増えている感じ。いいことだ~♪

 

 

こちらは小魚の群れ。

近づくと・・・

 

 

見慣れたこ奴らでした。

他にも、

  ルリスズメダイ・グレ・キュウセン・クロサギ・シオ

等々色んな魚がいました♪

 

 

これはボラ。

餌を食べています。

写真右手に砂が盛られたようなところがありますが、何かわかります? 

 

 

正体はコレ。

アメフラシ。

浅いところにもいて、潜りたての奴をウッカリ踏むと・・・

 

 

こうなります

 

 

砂地にはこんな魚も

 

 

これは、キュウセンにつつかれているところ。

キュウセンが食べる訳ないですから、じゃれていたのかも分かりませんね。

 

 

キュウセンの攻撃にたまりかねて逃走

正体は、キス狙いの外道王。

刺身にして美味天ぷらにしてもまた美味なメゴチでした♪

 

その後、磯場に移動。

お決まりの生物採集です♪

 

 

磯場で採集した大物たち。

 イトマキヒトデ・タコノマクラ・クロナマコ・トラフナマコ・ゴテンアナゴ

トラフナマコが見事にキュビエ器官を出してます。原因はもちろん見習いです。。

 

 

キュビエ器官を出さなかったから、クロナマコだと思うんだけど、柔らかかったから、

ひょっとしたら、ニセクロナマコかも。

 

 

ヒトデはこのサイズ。

結構大きいです。

 

磯場でもしこたま遊び、降って止んでの天気に体が冷えてきたので、昼前に撤収しました。

すると・・・

 

 

すっかり後片付けを済ませた頃に、大粒の雨が降ってきました。

う~ん、紀州らしい雨ですな~~~

  

 

そんなこんなで、雨に祟られた一日だったけど、楽しかった~

でも、晴れていたらもっと楽しかっただろうな~