Room66

ベース弾きの日記

TOMMY STRAND & The Upper Hand

2009-09-24 23:08:51 | Jacoネタ
またまた蔵出し音源です。
この後、CCライダーズの音源もリリースされるそうです。

この音源はライナー写真にもある黒のFenderジャズ・ベースの物語のようですが、前作(ウッドチャック)よりも音質も良く、ボーナストラックにフツーのThe Chickenも入ってます。
スタンダード・ゾーンの後に聴くとギャップがあり過ぎますが、同じJacoが演奏してるわけです。

黒のJazz Bassは現在役者・ベーシストの『中村梅雀氏』が所有しており、ワタシの記憶ではバカボン鈴木氏も確かサンバーストを所有していたと思います。

ライナーによるとトレイシーと初めての子供の生活のため、このバンドに参加したと書かれており、またBass Magazinによると一家の住むアパートの保証金のため黒のJazzBassを手放したとありました。
この音源も記録として残してあったものの一部であり、38年も後に世にリリースされるとは数奇なものである。


さて、『Fender Jazz Bass』
Jacoが存在しなかったら、このモデルはどのような運命を辿ったかと想像すると面白い!
サンバーストのJazz Bassがこれほど似合った人もいなかったでしょう。

ワタシが初めて買ったベースもサンバーストのJazzBassでした。
というか、当時はJazzBassといえばサンバーストがオリジナルカラーだった。

ベーシストの多くは一度はJacoに近づこうとしますが、それは『神』の領域でもあるかのように難解な道のりでございます。
あの櫻井哲夫が生涯をかけて取組むJacoですから。。。。

ワタシもThe Chickenは10年以上かけて取組んでいますが、まだ一合目くらいでしょうか。


こういった初期の作品を聴くとJacoが何を聴いていたのか、ちよっとだけ見えてきます。
その先に『Jaco』がいる。

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