膀胱癌のシリーズが続きましたので、まとめサイトを作りました
写真は病室から見える朝焼けの町 点滴入院を入れると今回で5回目の入院です
2022年3月 最初の血尿 コロナに感染した日で翌日に血尿も収まり放置
2022年6月頃 人間ドックのエコー検査で膀胱に影があり、泌尿器科への紹介状が同封
行きつけの?泌尿器科を受診し膀胱鏡検査するも何も見つからず、尿検査でも異常なし
2022年10月頃 再度血尿があるも、いつもの泌尿器科が休診で別のクリニックへ
エコー検査で膀胱内に石のようなものがあり、薬をもらって1週間後に再検査するも石のようなものは消失
2023年5月 血尿が続いたためいつもの泌尿器科で膀胱鏡の検査
膀胱内に小さな腫瘍みたいなものがあり、尿検査では悪性度も高くないという事で総合病院を紹介される
2023年はコロナも第五類になり、この年はイベントが多く予定されていたが、まぁ毎日血尿
2023年7月 紹介状を持って総合病院の泌尿器科を受診して8月15日にCTの予約をとる
コロナ明けで手術が混んでおり、早くても9月中旬との事
7月は宮崎出張+ゴルフ3連チャン、その1週間後待望のA380でハワイに6日間の旅行とハードな夏
明けて8月15日CTの結果「膀胱癌だね」とアッサリ告知、手術は9月頃との事
9月は長崎で女子プロ選手権のプロアマに招待されており、これだけは何とか参加したいと血尿出しながら参戦
ハーフ折り返したところで病院から着信があり、9月22日入院が決定
【膀胱癌手術】1回目
簡単な手術なので1週間程度の入院と説明を受けるも、手術中出血が多く腫瘍を完全に取り切れず止血のデカいバルーンを入れ12日間の入院となる
当初13:00から1時間程度の手術なので下半身麻酔だったが2時間ほど経過した頃、手術室が何やら騒がしくなり麻酔科医から止血に時間がかかっているので、全身麻酔に切り替えると告げられ、病棟に戻ったのが7時間後の20:00を過ぎていました
術後主治医からの説明で、腫瘍は3.8cmあり根っこの部分を切除しようとしたところ出血が止まらずとりあえず止血して後日再手術との事
病理検査でも多少悪性度のあるものを確認したため、再手術まで化学療法(抗がん剤)を3クール行うとの説明を受けました
最悪「膀胱全摘出」という話をされて、これは結構深刻な状況だと気づき始めました
おかげて、このシーズンは9月のゴルフを最後にクラブは振れない、バンドは休止となる
10月23日~10月27日 1クール目の入院点滴 ゲムシタビン+シスプラチン 意外と平気
その後翌月曜日、翌々月曜日に通院でゲムシタビン点滴
11月20日~11月23日 2クール目の入院点滴 フワフワ感はあるも意外と平気
通院点滴も何なくこなす
12月18日~12月21日 3クール目の入院点滴
これがキツくてヒドい目に 静脈炎にはなるし、倦怠感が半端ない クリスマスはダウン
翌週の25日(月曜日)フラフラしながら最後の通院点滴に行き、CTを撮り次回の手術入院予約を入れました
3回目の抗がん剤はとにかくキツかった
年末年始と静脈炎で左腕が腫れて、倦怠感でカラダが思うように動かず、年明けにはキーンという耳鳴り
年明け2週間ほどしてようやく体調も戻り、そんなんしてるうちに2回目の入院日が決まります
2024年2月2日
【TURBT 2回目 入院】
2回目の手術は前回のような「延長戦」になるのも嫌だったので麻酔科医と相談して全身麻酔に
ちなみに前回の麻酔の切り替えという術式変更は麻酔科医からインシデント報告が出されたとの事
病院でも手術時間は上位に入る長さで、病棟の看護師にもすっかりお馴染みに、、、
2024年2月5日 手術
15:00頃に手術室から呼び出しがあり、15:30頃には麻酔でキモチ良い眠りに
ナースが手術時間は37分という報告をしており、目覚めたのは17:00頃でした
結局2回目の手術の病理検査ではがん細胞が見つからず、免疫細胞(マクロファージ)が確認されたとの説明がありました
おそらく抗がん剤による効果ではないかと
初回の手術では深度がTp1、がんのグレード2(ステージ1)、病理検査で一部悪性を認めたとあり、最悪膀胱全摘という説明を受けた時はショックでした
ただ、初回の手術の最後で出血となり正確な深度も確認できず、抗がん剤で取り残した癌を小さくするという方法が良かったのかもしれません
まぁ、初回の手術で術前にCT撮ったものの腫瘍の場所が悪く、膀胱鏡が入った真裏に腫瘍があったので次回は万全の準備しますと主治医から説明があった
おいおい、毎回万全の準備してくれよ、と心の声
血尿が出た頃はこんな大ごとになるとは知らず、途中から膀胱癌を調べまくりました
今は膀胱温存術もあり、海外では遺伝子検査(ゲノム解析)などでターゲットの癌に最適な抗がん剤を調べることができるらしい
国内でもがんゲノム解析が保険適用されているが、がんの標準治療が終わった患者のみが対象で医療費もかなり高額だ
今や二人に一人が癌に罹患する時代で、大きな病院では先進治療などを含め根治実績も高くなってきている
私の知っている人で、あの膵臓がんになって術後5年生存率の7%をツモった方もいる
抗がん剤も、免疫治療用のオプジーボやキルトイーダなどが保険適用になり、効果の高い化学療法も出てきているらしい
今回は幸い術後の経過も良く入院から9日目で退院の予定です
退院の朝は早起きで、綺麗な朝焼けが撮れました
癌はやはり早期発見と早期治療が大事だと痛感した次第です
そもそも血尿が出た時は腎臓の石か何かだろうと軽く考えており、3年前人間ドックのエコー検査で膀胱内の突起が見つかり紹介状をもらった時に、きちんと受診していればと
まぁ、今更「たられば」ですが
以上が血尿から9カ月に及ぶ「膀胱癌」のまとめです
膀胱癌は比較的高齢者に多く(私は65歳+喫煙者)、なかなか膀胱癌のブログとか無いので「まとめ」でアップしておきます
この記事が膀胱癌の治療をされてる方や血尿が出た方のお役に立てれば幸いです
またお世話になった主治医の先生や病棟の看護師・スタッフの皆様には感謝しかありません
「がん」と告知されてから半年、私を支えてくれた家内や家族にも感謝です
この半年、入退院があって会社にも半分くらいしか出勤してないですが、たまたま会合とか大事な用事はスケジュール調整ができたのと、何よりPCでリモートの仕事が可能になったので周りにはあまり迷惑かけなかったハズ?
最後まで読んで頂いた方にアドバイスですが、健康なうちにがん保険は入っておく事です(当たり前ですが)
住宅ローンのがん特約(今は3大疾病・5大疾病もあるとか)には必ず入っておく
掛け捨ての医療保険も入院が続くと結構経済的に負担になるので若いうちに1本は入っておく
また保険には「払い込み免除特約」というものがあり、癌と診断されると、保証はそのまま保険料の払込免除がつきます
私の場合はこの程度で済みましたが、転移性の高い癌の場合は治療期間も長期に渡るため経済的な備えが必要となります
また先進医療や遺伝子検査等も高額となるため、若い時から備えておいたほうが良いかと思います
何がツライかと言うと、コロナ渦が終わっても面会制限があるため入院中は独りで、これがメンタル削ります
また、今は情報が多いため自分で検索して情報に翻弄されてまたメンタル削られます
一昔前、癌は終わりのない戦いというイメージでしたが、今は医療の進歩と保険制度の拡充等もあり運が良ければ何とかなるケースもあります
この記録が「がん」と告知された方への一助になれば幸いです
写真は病室から見える朝焼けの町 点滴入院を入れると今回で5回目の入院です
2022年3月 最初の血尿 コロナに感染した日で翌日に血尿も収まり放置
2022年6月頃 人間ドックのエコー検査で膀胱に影があり、泌尿器科への紹介状が同封
行きつけの?泌尿器科を受診し膀胱鏡検査するも何も見つからず、尿検査でも異常なし
2022年10月頃 再度血尿があるも、いつもの泌尿器科が休診で別のクリニックへ
エコー検査で膀胱内に石のようなものがあり、薬をもらって1週間後に再検査するも石のようなものは消失
2023年5月 血尿が続いたためいつもの泌尿器科で膀胱鏡の検査
膀胱内に小さな腫瘍みたいなものがあり、尿検査では悪性度も高くないという事で総合病院を紹介される
2023年はコロナも第五類になり、この年はイベントが多く予定されていたが、まぁ毎日血尿
2023年7月 紹介状を持って総合病院の泌尿器科を受診して8月15日にCTの予約をとる
コロナ明けで手術が混んでおり、早くても9月中旬との事
7月は宮崎出張+ゴルフ3連チャン、その1週間後待望のA380でハワイに6日間の旅行とハードな夏
明けて8月15日CTの結果「膀胱癌だね」とアッサリ告知、手術は9月頃との事
9月は長崎で女子プロ選手権のプロアマに招待されており、これだけは何とか参加したいと血尿出しながら参戦
ハーフ折り返したところで病院から着信があり、9月22日入院が決定
【膀胱癌手術】1回目
簡単な手術なので1週間程度の入院と説明を受けるも、手術中出血が多く腫瘍を完全に取り切れず止血のデカいバルーンを入れ12日間の入院となる
当初13:00から1時間程度の手術なので下半身麻酔だったが2時間ほど経過した頃、手術室が何やら騒がしくなり麻酔科医から止血に時間がかかっているので、全身麻酔に切り替えると告げられ、病棟に戻ったのが7時間後の20:00を過ぎていました
術後主治医からの説明で、腫瘍は3.8cmあり根っこの部分を切除しようとしたところ出血が止まらずとりあえず止血して後日再手術との事
病理検査でも多少悪性度のあるものを確認したため、再手術まで化学療法(抗がん剤)を3クール行うとの説明を受けました
最悪「膀胱全摘出」という話をされて、これは結構深刻な状況だと気づき始めました
おかげて、このシーズンは9月のゴルフを最後にクラブは振れない、バンドは休止となる
10月23日~10月27日 1クール目の入院点滴 ゲムシタビン+シスプラチン 意外と平気
その後翌月曜日、翌々月曜日に通院でゲムシタビン点滴
11月20日~11月23日 2クール目の入院点滴 フワフワ感はあるも意外と平気
通院点滴も何なくこなす
12月18日~12月21日 3クール目の入院点滴
これがキツくてヒドい目に 静脈炎にはなるし、倦怠感が半端ない クリスマスはダウン
翌週の25日(月曜日)フラフラしながら最後の通院点滴に行き、CTを撮り次回の手術入院予約を入れました
3回目の抗がん剤はとにかくキツかった
年末年始と静脈炎で左腕が腫れて、倦怠感でカラダが思うように動かず、年明けにはキーンという耳鳴り
年明け2週間ほどしてようやく体調も戻り、そんなんしてるうちに2回目の入院日が決まります
2024年2月2日
【TURBT 2回目 入院】
2回目の手術は前回のような「延長戦」になるのも嫌だったので麻酔科医と相談して全身麻酔に
ちなみに前回の麻酔の切り替えという術式変更は麻酔科医からインシデント報告が出されたとの事
病院でも手術時間は上位に入る長さで、病棟の看護師にもすっかりお馴染みに、、、
2024年2月5日 手術
15:00頃に手術室から呼び出しがあり、15:30頃には麻酔でキモチ良い眠りに
ナースが手術時間は37分という報告をしており、目覚めたのは17:00頃でした
結局2回目の手術の病理検査ではがん細胞が見つからず、免疫細胞(マクロファージ)が確認されたとの説明がありました
おそらく抗がん剤による効果ではないかと
初回の手術では深度がTp1、がんのグレード2(ステージ1)、病理検査で一部悪性を認めたとあり、最悪膀胱全摘という説明を受けた時はショックでした
ただ、初回の手術の最後で出血となり正確な深度も確認できず、抗がん剤で取り残した癌を小さくするという方法が良かったのかもしれません
まぁ、初回の手術で術前にCT撮ったものの腫瘍の場所が悪く、膀胱鏡が入った真裏に腫瘍があったので次回は万全の準備しますと主治医から説明があった
おいおい、毎回万全の準備してくれよ、と心の声
血尿が出た頃はこんな大ごとになるとは知らず、途中から膀胱癌を調べまくりました
今は膀胱温存術もあり、海外では遺伝子検査(ゲノム解析)などでターゲットの癌に最適な抗がん剤を調べることができるらしい
国内でもがんゲノム解析が保険適用されているが、がんの標準治療が終わった患者のみが対象で医療費もかなり高額だ
今や二人に一人が癌に罹患する時代で、大きな病院では先進治療などを含め根治実績も高くなってきている
私の知っている人で、あの膵臓がんになって術後5年生存率の7%をツモった方もいる
抗がん剤も、免疫治療用のオプジーボやキルトイーダなどが保険適用になり、効果の高い化学療法も出てきているらしい
今回は幸い術後の経過も良く入院から9日目で退院の予定です
退院の朝は早起きで、綺麗な朝焼けが撮れました
癌はやはり早期発見と早期治療が大事だと痛感した次第です
そもそも血尿が出た時は腎臓の石か何かだろうと軽く考えており、3年前人間ドックのエコー検査で膀胱内の突起が見つかり紹介状をもらった時に、きちんと受診していればと
まぁ、今更「たられば」ですが
以上が血尿から9カ月に及ぶ「膀胱癌」のまとめです
膀胱癌は比較的高齢者に多く(私は65歳+喫煙者)、なかなか膀胱癌のブログとか無いので「まとめ」でアップしておきます
この記事が膀胱癌の治療をされてる方や血尿が出た方のお役に立てれば幸いです
またお世話になった主治医の先生や病棟の看護師・スタッフの皆様には感謝しかありません
「がん」と告知されてから半年、私を支えてくれた家内や家族にも感謝です
この半年、入退院があって会社にも半分くらいしか出勤してないですが、たまたま会合とか大事な用事はスケジュール調整ができたのと、何よりPCでリモートの仕事が可能になったので周りにはあまり迷惑かけなかったハズ?
最後まで読んで頂いた方にアドバイスですが、健康なうちにがん保険は入っておく事です(当たり前ですが)
住宅ローンのがん特約(今は3大疾病・5大疾病もあるとか)には必ず入っておく
掛け捨ての医療保険も入院が続くと結構経済的に負担になるので若いうちに1本は入っておく
また保険には「払い込み免除特約」というものがあり、癌と診断されると、保証はそのまま保険料の払込免除がつきます
私の場合はこの程度で済みましたが、転移性の高い癌の場合は治療期間も長期に渡るため経済的な備えが必要となります
また先進医療や遺伝子検査等も高額となるため、若い時から備えておいたほうが良いかと思います
何がツライかと言うと、コロナ渦が終わっても面会制限があるため入院中は独りで、これがメンタル削ります
また、今は情報が多いため自分で検索して情報に翻弄されてまたメンタル削られます
一昔前、癌は終わりのない戦いというイメージでしたが、今は医療の進歩と保険制度の拡充等もあり運が良ければ何とかなるケースもあります
この記録が「がん」と告知された方への一助になれば幸いです
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