運命と出会う瞬間

映画・小説・音楽・・なんでもありの気ままな感想

東の魔女

2010年05月13日 10時07分17秒 | Weblog
不思議な家を建てた友人が居る。
女の細腕で資金もため、誰も借りることのできなかった、富士山を眺める聖地を借り、設計も自分でして、森を庭として住んでいる。
あまりのお洒落さに各種撮影にも使われているが、その家にはじめて泊めてもらった。
ガラス張りの部屋(でも、外は森で誰も来ない)に置かれたアンティークのバスタブにつかり、天蓋つきの、これまたヨーロッパのお城にあるみたいばベッドで二匹の猫と眠った。
ひろーーーーい、そのアンティークだらけの部屋で、夜中目覚めたら怖いなあ、なんて思いながらぐっすり眠り目覚めたら、雨のしずくがまだしたたる一面の輝く緑がガラス張りの部屋の前にひろがっていた。
ここで過ごしていると、きっとそのうち、現生での記憶が消えていってしまう。。そんな場所だ。
庭とかアーチとか、」映画の「西の魔女が死んだ」みたいかな。

さしずめ、ここを建てた女性は東の魔女といったところ。

アール・グレーの紅茶が入ったよー、と、畏れ多くも魔女がよびにきてくれたから降りていこう。
山藤と、クリスマス・ローズとを眺めながらの、魔女の朝食。