ここ数日で日南のソメイヨシノは満開を終えて、とうとう散り始めましたよ。あっという間に散り始める
桜の花に、我々日本人は、やっぱり哀愁というか儚さを感じてしまいますね。写真は飫肥の街の西側の
本町橋を渡ったところの高台にある西公園の桜です。ここは昔から「招魂社(しょうこんしゃ)」と呼ばれ
ている場所で、主に西南の役で亡くなった方達のお墓がたくさんある所です。確か2年前にもご紹介したと
思います。今日はここで写真を撮ろうと思いやって来たのですが、入り口から50段くらいの階段を上がって
平らな場所まで行くと、先客がいらっしゃたのです。年の頃は70代くらいの男性の方でした。私がカメラの
レンズを広角レンズに交換していると、その方が私の側に寄ってきて話しかけられました。「ここの桜も散
りかけてきたねー。私はよ、この高台の下にあるアパートに住んでいるTと言うものだけど…」と自己紹介
から始まって、最近のコロナウィルスの話、自分の住んでいるアパートの他の住民と仲良く暮らしている話、
焼酎が好きで毎晩晩酌をしている話、今の若い人達には正義心が足りない話、etcと30分くらい立ち話を聞く
羽目になったのです。私は目上の人の話を聞くのは嫌いじゃないので、「これも何かの縁」と思い、終始、
聞き役に徹して、時には「そうですよねー!。」相槌を打って、このご老人の話を楽しみました。すると最後
にこのご老人が私に対して「私はよー、こう見えてもちょっと会話をしただけで、相手の性格ちゅうか、人柄
みたいなものが、すぐわかるとよ。あんたはいい写真家じゃね。すぐわかったが!。性格もいいね。今度、
ゆっくりいっしょに焼酎が飲みてーね!」とベタ褒めされてしまいました。(すみません!。ちょっと自慢話
風になってしまいましたね。)そう言われると、どうにもこうにも気恥ずかしくなって「いやいや、ごく普通
のおじさんですよ。」というのがやっとでした(笑)。でも人にそういわれると悪い気はしないものです。
むしろ、「そう言うあなたの方がが、本当に心優しい方ですよ。」と言いたい気持ちになって、夕暮れの桜を
楽しみました。本当に今日は想い出に残るいい一日でした。
【撮影日】2020/04/06 15:41:45.80
Nikon D300 レンズ:VR 24-120mm f/4G
焦点距離:44mm f/5.6 1/400秒
今日の日南は雲も少なく快晴で暖かい一日でした。昨日は午前中は天気が良かったのですが、午後から
曇ってきて、せっかく干した敷布団や毛布が中途半端な干し方になってしまったので、今日は朝から
敷布団や毛布の干し直しです。今日は陽射しも強くて、そのおかげで敷布団もフカフカになりました。
人生の1/3は寝ている時間になりますから、いつもフカフカのお布団で寝たいものです。
ここでお知らせです。今私がやっているスナックバー「MA・LUMAN マ・ルマン」は五月の連休明けまで
閉店することにしました。そして連休明けは、もともとのこのお店のオーナーであるヤスヨシ君が
マスターとして復帰します。ジャズバーとしてジャズ好きなお客さんを対象に再オープンします。
日南のジャズ好きな方、どうぞ、よろしくお願いいたします。
さて今日のお薦めの曲はシカゴの「Hard to Say I'm Sorry」です。シカゴは1980年代に活躍した
アメリカのロックグループで、今も解散せずに活動を続けています。曲名の「Hard to Say I'm Sorry」
は「素直になれなくて」と言う意味になるそうです。確かに直訳は「強く言う、ごめんなさい」
ですから「素直になれなくて」という意味がよく伝わってきますよね。
実はプロテニスプレイヤーのロジャー・フェデラー、グリゴール・ディミトロフ、トミー・ハースの
3人がこの曲を歌っている動画があるのですが、これが結構面白いのです。この動画は2つあって、
ヘタクソバージョンと上手く歌えたバージョンがあるのです。こんなご時勢の中、なぜか彼らの歌を聞い
ていると妙に心が癒されるのです。「楽しい動画をありがとう!。」と言いたいですね。
まずはヘタクソなバージョンからどうぞ!。ここをクリック!
次に、うまく歌っているバージョンです。 ここをクリック!。
ここにはノバク・ジョコビッチも参加しています。