昨年の11月に友人達と都井岬に行った時に、小松ケ丘から見えた九州最大の風車群を
見に行こうと、R先輩夫妻や登山仲間のKさん夫妻、それに同級生のみどりさんを誘
って串間ウィンドヒルにやってきました。串間市内から都井岬に向かう国道の途中に
トンネルが2つあるのですが、最初のトンネルを出てすぐに右折できる道路を入って
行くと、串間ウィンドヒルの23基の大風車群が徐々に目の前に表れてきます。早速1号
機の風車の真下に車を停めて、巨大な風車を見上げました。この日は天気も良く、風も
ちょっと強かったので、その強い風を受けて、風車はビュン、ビュン、ブン、ブンと
まるで唸り声を上げているかのように回っています。この風車のブレード(翼)の一辺
の長さは50.2mもあり、それがすぐそばで回転しているので、ローターの直径は103mに
なるわけです。直径103mの3枚羽の風車が目の前で回っているのは、思った以上に迫力
がありますよ。ブレードの大きさ、ブレードが受ける風の音の大きさ、もうみんな圧倒
されてしまって、自然と「うわーっ!、デカい!。迫力満点やね。怖いくらやがー。」
と、子どもが遠足にやってきたように騒いでました(笑)。そして、みんな驚きと感動
で真上を見ながら、なぜかフラフラとしているのです。巨大な回転しているブレード(翼)
を見上げていると、平衡感覚が失われて、ブレードが回転している方向に体の重心が持っ
て行かれるような感覚になり、つい倒れそうになるのです。みんな「フラフラするね。」
と、これまた笑いながら面白がっていました。その内、そのままバタッと倒れてしまう
人が出て来るかもしれませんよ(笑)。
今日の日南はとてもいい天気でした。さらに風車を見るには持って来いのやや強い風もあ
って好条件の風車見学ツアー日和でした。日南市から南の串間市に向かっていると道路脇
には見頃になってきた桜の木がたくさんありましたよ。宮崎県の桜の満開の予想は30日と
なっていましたが、この感じだと満開になる日はちょっと早くなるかも知れませんね。
さて、今日のお薦めの曲はUruの「あなたがいることで」です。テレビドラマの主題歌に
もなっているようです。歌詞がいいですよね。この曲を聞いていると、言葉の力というか
自分の「言葉」が人に与える力ってとても大きいものだと実感できます。日本人は、おそらく
男も女も口下手な人が多いように思います。もちろん論理的に相手を圧倒してくるように
喋る男性や、相手に喋らせる隙を与えないようにまるで機関銃のように喋りまくる女性も
いるのは確かです(笑)。言葉と言うものは自分の人間性を一番わかりやすく相手に表現
しているものかも知れませんね。私はITコンサルという仕事の立場上、いろんな企業の役
員の方達と話す機会がほとんどでしたから、その方達と5分~10分くらい会話をするだけで
いわゆる「できる人、できない人」の判定が、自分の脳の中に出来上がってくるのです。
そして相手の能力がある程度わかってくると、自分の話し方を相手の能力に合わせて話す
ように自然となってくるのです。私が個人的に「できる人」と判定する人は話の組み立て
がじつにうまい人を指します。
自分はこう思う→その理由はこうだから→だから会社をこう変えていきたい→そのため
には何をすれば一番近道だろうか→同業他社で成功した事例を教えてほしい・・・
具体的な数字を交えながら無駄のない、しかも横道に逸れない会話ですから、とてもわか
りやすいのです。そうすると自然と打ち合わせもいいテンポで進むのです。
一方「できない人」と思う人は、理想論、自慢話、話し相手の分析が多いのが特徴です。
例えば、会社に無駄な人が多い→だから利益が出ない→コンピュータシステムを導入して
少数精鋭の利益の出る会社にしたい・・・
このように会社が儲からない因果関係を分析しないで、理想しか言わない経営者は要注意
です。自分の経営責任そっちのけで、会社がうまくいかないのは、まるで社員のせいだと
いわんばかりの話し方をされる経営者も多いのです。こんな経営者の言うとおりのITシス
テムを作った日には、例え良いシステムが出来上がったところで、おそらく社員にとって
は使い勝手の悪いシステムなるのは目に見えています。だから私は、こんな経営者の会社
に出向いた時は、まず社員の声を重視します。社員が一番困っている事、一番時間のかか
っている作業、とにかく社員の悩みをすべて聞き出すのです。それをまとめて対応策を考
えて、経営者と再度打ち合わせをするのです。当然、経営者は驚きますよね。自分の知ら
ない会社の問題点を、依頼したITコンサルタントの方がよく知っているわけですからね。
ちょっと話が横道にそれてしまいましたが
「言葉にはその人の人間性、知性、品性が表れる」
という事が言いたいのです。でも、自分の本心を相手にうまく伝えるのには苦労しますよね。
特に男が一世一代のセリフを相手の女性に言う場面、例えばプロポーズの時ですが、この時
ばかりは、もう緊張と不安が絡んでしまって、とにかくうまくしゃべれなくなるのは、当た
り前です。でも、そんな男の不器用な言葉でも、相手の女性の心に響く言葉はあるのです。
そう、誠実さがこもっている言葉です。誠実さがこもっている言葉は、相手の女性がそれを
敏感に感じ取る事ができるのです。そしてその女性は必ずニコッと微笑んでくれるはずです。
だから、男は、一世一代のセリフを言う時は、不器用な言葉でもいいので、素直な気持ちで
思い切って喋ってみる事です。飾らない自分の言葉を喋るのです。そんなあなたの誠実な言葉
は、必ず相手の女性の心に響きます。間違いありません。
【撮影日】2021/03/22 11:11:34.59
Nikon D300 レンズ:VR 24-120mm f/4G
焦点距離:24mm f/5 1/4000秒