私の家の前の堤防から、飫肥の街の北側にある小高い山「乱杭野」の方を
見ると、写真のように上空に大きな積乱雲が出ていました。9月ももう終わ
りと言うのに、こんな大きな夏の雲の積乱雲が現われるなんて、ちょっと
驚きですよね。これも一昨日、台湾を襲った台風17号の影響だとか。今年の
秋の天候がなかなか安定しないのは、次々にやってくる大型台風のようですが
またまた台風18号が南方海上に発生したようですよ。この台風は九州にやって
きそうな感じです。前回日南市を直撃した台風16号は、日南市で栽培されてい
る出荷前の青いみかんの3割り近くを風で落としてしまったそうです。今回、
台風18号がまた九州を直撃したら、みかん農家にとっては、もっと甚大な被害
を与えそうですね。自然が相手ですから、仕方がないのかもしれませんが、
我々はくれぐれも台風が九州を直撃しないように、祈るしかないですね。
【撮影日】2016/09/28 10:14:25.61
Nikon D810 レンズ:VR 24-120mm f/4G
焦点距離:24mm f/8 1/800秒
雨が降ったり、急に青空が広がったり、安定しない今日の日南です。週末
まではこんな天気が続きそうです。最近はなかなか天気が安定しないので
撮影にも出掛けられません。先日、同級生の玉ちゃんに小松山の縦走をし
たいのだけれど、時間はどれくらいかかるかって聞いてみた所、台風16号
の影響で、小松山への登山道は、倒木や土砂崩れでたぶん大変な事になっ
ているだろうから、小松山の登山はしばらくやめた方がいい!、と言われ
ました。さすがに日南の山に詳しい玉ちゃんです。台風が去った後の山が
どんなにひどい状態になっているのかをよく知っているのでしょう。そん
な玉ちゃんの貴重なアドバイスを聞いて、9/25(日)に予定していた小松山
登山は延期にしました。もう少し秋らしくなって、登山道が元に戻ったら
登る事にしましょう。でも、またすぐに台風がやってきそうですよね。こ
の調子だと台風が来なくなる11月過ぎまでは登れないかも、トホホ!。
ところで先日、NASAが木星の衛星のエウロパに水がある事を正式に発表し
ましたね。これはエウロパに生物が存在する可能性が非常に高い事を意味
しますが、NASAは将来、この水をじかに採取して生命の存在を調べるのだ
そうですよ。でも地球も木星も太陽の周回軌道を回っていて、お互いの
距離は近づいたり、離れたりしているので木星に行くまでには、相当な
年数がかかるようです。小型の軽い探査機でも5年以上かかるようで、もし
人が乗った大型の有人探査機だと、もっと多くの年数がかかるでしょうね。
でも、よく考えてみると、たとえば木星まで片道8年かかったとして、最低
その往復の16年分の水と食糧と燃料を積んだ探査機が必要という事になりま
すよね。もちろん一人だけで16年間もの長い間の宇宙飛行の任務に耐えられ
るとは思えません。途中で病気になって亡くなったりするかも知れませんし
宇宙船の操縦、メンテナンス、緊急事態の対処、食事や運動、16年間はあまり
の長い任務なので、複数の人数で行く事になるでしょう。そうするとその荷物
の重さだけ考えても、相当な重さになるわけで、今の時代に実現するのがとても
難しい事だと想像できます。でも、これで地球外生物への興味が俄然沸いて
きましたね。果たしてエウロパにどんな生物が存在するのか、考えただけ
でもワクワクしてきます。今日の最後にNASAが公開した資料の写真を出して
おきます。ぜひ見て下さい。
ここでちょっと同級生の訃報の連絡です。
油津出身で山形屋に勤務していた山根君が、9月26日(月)の夜にガンで
亡くなられました。数年前に鼻に異常を感じて、本人は蓄膿症かなと思っ
ていた所、調べてみたら鼻の内側にできた悪性の腫瘍だったようで、その
腫瘍が小さく拡散していたのと場所的に手術が難しい場所だったそうで、
薬とレーザー治療を続けていたのですが、ガン細胞が皮膚やリンパに転移
して、最後は手がつけられない状態になり亡くなられたそうです。まだま
だ若い同級生の死は、本当に残念で悲しいですね。心から山根君のご冥福
を祈りたいと思います。
今日のお薦めの焼酎は
朝日酒造の「蔵人秘伝」です。新潟の長岡に
ある日本酒メーカー朝日酒造さんが造った焼酎です。朝日酒造さん
と言えば「久保田 千寿」「久保田、万寿」とかいくつかシリーズ
を造っている日本酒メーカーなのでみなさんご存知の事と思います。
「蔵人秘伝」は吟醸酒の酒粕で作った焼酎で、非常に貴重で、しかも
現地でしか買えない焼酎ですから、ネットで買うとプレミアムがつい
て720mlでも1万円くらいします。以前、新潟のお客様からいただいた
ものを飲んで見たのですが、開栓した時の香りからしてまるで日本酒
ですが、飲んでみるとやはり喉越しは焼酎で、思わず「旨いなー!。」
と自然に口から言葉が洩れてしまいました。なかなか手に入りませんが
旅先の居酒屋とか割烹で見つけたら、ぜひ飲んでみて下さい。
今日のお薦めの曲は
永井龍雲の「道標ない旅」です。道標はどうひょう
ではなくて、みちしるべと読んだほうが分かりやすいですね。若い頃は
いわゆる「あてのない旅」に憧れたものですが、「道標ない旅」とは
ちょっとニュアンスが違っているようで、「道標ない旅」とは人生の旅
を意味しているように思います。普通の道路に立っている「道標」は、
今やよっぽど田舎の山道にでも行かない限り「道標」が立ってない所は
ないくらいの便利な世の中になりました。おかげで人は道に迷わず、い
ろんな所に旅に出かけられます。でも人生の道標は、いつも分かりやす
い所に立っている訳ではなく、人生の大事な分岐点にさしかかった時ほど
実は意外と分かりにくい所に立っているような気がするのです。まあ、
人生の正しい道標など無いとは思いますが、歳を重ねてきて初めて、人生
の分岐点に立っていた時に選択した「道標」が正しかったのか、あるいは
間違っていたのか分かるようになってきます。でもそれでいいのです。
自分で選んだ人生ですからね。