堀江健一さんはヨットで太平洋を横断したり、世界一周したりしてきた冒険家だ。今年、太平洋単独無寄港横断のために3月27日にサンフランシスコを出発し、今日紀伊水道に着いた。1962年の最初の太平洋横断は”太平洋一人ぼっち”という石原裕次郎主演の映画にもなった、世界的に画期的な出来事だった。密出入国の航海であったにも関わらず、アメリカでは大歓迎され、サンフランシスコの名誉市民として受け入れられたほどだ。今回の航海のアンビリーバブルなことは、堀江さんが83歳だったということだ。83歳というと、体が思うように動かない、あちらこちらが痛い、記憶力が衰えた、病気を一つか二つ持っているというのが特徴的なイメージだ。太平洋横断?プールの横断もできないのに、という世代だ。年寄りは、堀江さんの偉業を少なくとも心に刻むべきだ。そして心だけでも若返るべきだ。
因みに、ヨットの名前がマーメードⅢ号、最初の太平洋横断からマーメイドという名前を使っているようだ。
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