細胞がどれほど複雑なことをしているか知っていますか?超近代的なオールマイティな工場というのが一番近いイメージではないでしょうか?細胞の基本的な機能に生命を維持するためのたんぱく質を作るという機能があります。細胞は2万種類以上のたんぱく質の構造と作り方を遺伝子に記録していて、それらを使ってたんぱく質を作る機械も持っているのです。そしてこれらのたんぱく質をつくる為の材料を取り入れるゲートに当たる部分を持ち、それを内部に運ぶ運搬ロボットと、できたたんぱく質を配達する運搬ロボットを持っています。さらにエネルギーを作る部分と、使うシステムも、不要物質を分解する部分も細胞内にあるのです。そして細胞を守るためのセキュリティシステムも持っているのです。あの小さな細胞の中にこれほどの完全に自動化されたシステムがあるのです。驚きです。その中で、今日紹介したいのが運送ロボットです。細胞には中心部から外部に伸びる微小管というものがあります。キネシンとダイニンというたんぱく質がこの微小管を伝って物質を運搬するロボットです。このロボットは手のようなものを持っていて、この手が微小管と結合・離脱をして、ちょうど手で這うように移動します。キネシンは中心から外部へ、ダイニンは外部から中心部へ移動するロボットです。キネシンは使い捨てですがダイシンは中心部へ行った後キネシンに乗せられて外部へ運ばれます。またまた驚きです。こんなことを知った後で人間の世界を見てみると、人間が作った近代的な工場がおもちゃに見えてきませんか?
梅が健康に良いというのはよく言われている。言われている効能を挙げてみると、疲労回復促進、免疫力向上、細菌感染防止、動脈硬化や肩こりの防止などである。和歌山県立医科大学の最近の研究では糖尿病の症状改善やヘリコバクターピロリ菌抑制に効果のある物質もあるそうである。ただし、梅干の形で取ると塩分過多になる可能性があるので注意が必要かもしれない。
テレビでマイケル・ジャクソンの特集をやっていました。彼はKing of Popsと呼ばれています。彼のアーティストとしての魅力はリズミックで強い調子の歌と全身の隅々まで神経の行き届いた完璧で心を惹きつけるダンスです。マイケルの話題としては、もう忘れていましたが彼は逮捕されて裁判にかけられていることがあります。無罪となりましたがその前後から彼の奇行が報道されるようになりました。彼の特別なファン以外の人は天才に付きまとう暗い一面を想像したように思います。・・・ 今日の番組を見ていて、その暗い一面がすべて捏造されていたことが分かった。子供の頃からアーティストとして成功し、他者との戦い方や自分の心の守り方などを知らないままに大人になってしまったマイケル。華麗な生活に隠れていたため、彼が純粋で善良で繊細で臆病で弱い人間であったことを知っていた人間はほとんどいなかっただろう。そして酷いレイシズムの中にあって白人になりたいという強い欲求が育っていたことも想像できる。度重なる整形や、悪いことは何もしていないのに裁判を避けようとして和解金を支払ったことはこういう背景を考えると完全に理解できる。悲劇は、このような無防備な人間が、野蛮人や詐欺師やレイシストやエゴイストの巣窟であるアメリカに生まれてきたところにある。彼の人生の前半はバラ色であった。しかし人生の後半になると、彼が戦う術や防御することを知らないことをかぎつけて野蛮人が彼に襲い掛かった。そしてよってたかって彼を傷付け、富を奪った。裁判が真実を追究するのではなく、12人の陪審員をどのような考えに至らせるかという劇場となっている世界においては真実と嘘が入れ替わることなどたびたび起こる。それが彼への攻撃を激化させた。彼の心が傷だらけになったのは容易に想像できる。今日の番組を見てすべて分かった。僕はマイケル・ジャクソンのすべてを信じる。なぜ今日の番組をマイケルが生きている間にやってやらなかったのだろう。もし、裁判が終わった時に全世界で放映していたらマイケルのロンドン公演は行われていたであろう。
地球ができた頃の状態を調べるために、小惑星探査機「はやぶさ」は、ラッコが仰向けに海に浮いているような形の小惑星「イトカワ」(535m-294m-209m)にむけて2003年5月9日に打ち上げられました。「イトカワ」は地球と火星の公転軌道を横切るような公転軌道を持っています。「はやぶさ」はこの「イトカワ」まで行って、いろんな観測を行い、岩のかけらを採集したのですが、ここからが故障の連続。化学推進物質が意図に反して噴出したため回転を始め、地球との連絡が取れなくなったり、イオンエンジンが故障して地球への帰還ルートに乗り遅れたりしました。それらのハプニングを何とか克服して地球への向かっていたわけです。それが、この11月9日に再びイオンエンジンが故障しました。どうなることかと思っていると、4つあるエンジンの内故障したエンジンの2つを組み合わせて1つのエンジンとして動かすことで11月19日再度帰還を開始したようです。順調に行くと2010年6月にオーストラリアの砂漠にカプセルがパラシュート降下する予定です。満身創痍の状態で、健気にも20億キロメータにも及ぶ孤独な飛行をして地球に帰ってくる「はやぶさ」、現代のロマンを感じずにはいられません。
子供の頃、流れ星のことを知ってどうしても見たかった。しかし流星群などのことを知らなかったので、時期も考えずただひたすらに空を眺めていた。しかしなんとか見ようとしていた時には一度も見れなかった。初めて見たのは夜歩いていて何気なく見上げた時だ。夜空に一筋、スーッと流れていった。それから何度か見たような気がするがその時の状況は思い出せない。ところが今日ふたご座流星群ということで見れるかなと見ていたら、非常に明るい流星、シリウスよりずっと明るい流星が流れていった。1時間あまりの間に8個の流星を見ることができた。あれだけ憧れていた流星、今日からはきっと幸運の連続だ。
ふたご座流星群にはちょっと変わったところがある。普通の流星群は彗星が撒き散らしたチリが降ってきて流星になるのであるが、ふたご座流星群の場合はフェアトンという小惑星が撒き散らしたチリが降ってくるのである。どちらでもあまり変わりないと言われるかもしれないが、誰か大切な人に話してあげると好印象を与えるかも。
ハルウララとディープインパクト、競馬ファンにとっては思い出のある馬である。ディープインパクトは史上最強馬と称される名馬。武豊が飛ぶように走ると言った馬だ。14戦12勝の三冠馬。有馬記念の2着は、追い込み馬のハーツクライが一か八かの先行策、追い込んだものの半馬身届かなかった。凱旋門賞では3着に入ったものの失格(のどなりの薬が違反)となった。そのほかのレースは直線で胸のすく追い込みをかけて圧勝するパターン。単勝人気は1.4倍を超えたことがない。この名馬とハルウララを掛け合わせようという計画があるそうだ。ハルウララは負けても負けてもまじめに走る馬で113戦して勝てなかった高知競馬場の牝馬である。このまじめな負けっぷりと長期にわたる1勝への挑戦が人々の共感を呼び、日本中で大人気となった馬である。この2頭の子供はどんな馬になるのであろうか?ハルウララの悲願を達成して欲しいし、できればディープインパクトと比較されるくらいの馬になって欲しい。もし子供ができたら絶対応援する。
すごい人がいました。京都大学理学部動物学教室の森主一教授(故人)です。遺伝学の実験として1954年から50年以上にわたってショウジョウバエを真っ暗な暗室で育てたのです。この間1400世代になるそうです。なんという気の長さ、志の偉大さには驚かされます。ショウジョウバエは匂いを感じる感覚毛が10%長くなり、嗅覚が発達しました。そしてフェロモンの違いによって相手を察知し繁殖します。面白いことに通常のショウジョウバエとは交尾しなくなっています。光には敏感に反応します。DNAを調べたところ嗅覚やフェロモンに関する遺伝子などに40万箇所の変異が見られたそうです。暗闇に見事に適応し、通常のショウジョウバエと交尾しないのですから、新種のショウジョウバエに進化したと言えます。この進化は、ショウジョウバエの暗闇に強い個体が残ったと考えるより、暗闇に遺伝子が対応したと考える方が当を得ていると思います。私は、個体およびそれを形成する細胞の記憶、経験、環境への対応が遺伝し、その遺伝が何世代にも亘って重なると、強められて強く発現する遺伝子へと変わっていくと考えています。この実験は私の考え方をサポートしていると思います。
筋ジストロフィーは、遺伝子異状によってジストロフィンという筋の膜機能を維持するたんぱく質を作れないために筋繊維の収縮と筋力低下が起こるという病気です。ですからジストロフィンを作り出す遺伝子を患者の遺伝子に組み込んでやれば治ることが予想されます。言うのは易いと言われるかもしれませんがこれに成功した人がいるのです。鳥取大の押村光雄教授、香月康宏助教授らです。若干違うところは遺伝子に組み込むのではなく、筋ジストロフィー患者の皮膚細胞にジストロフィンたんぱく質をつくる遺伝子を組み込んだ染色体を入れ正常に働くことを確認したのです。さらに患者のiPS細胞を作りだし、ジストロフィンたんぱく質をつくる染色体を入れ、そのiPS細胞がジストロフィンたんぱく質を作れる筋肉細胞に分化誘導されうることを確認したのです。今まで有効な治療法がなかった筋ジストロフィーですが治療法が確立される可能性が高くなってきました。
阪神タイガースの赤星が引退する。赤星は三遊間・左翼狙いのバッティングとファウルで粘っての四球獲得、そして肝心の盗塁、広い守備範囲という特長を持った選手です。特長が多いせいか、ファン層も広く魅力ある選手でした。赤星が塁に出るとタイガースの攻撃の気力が高まっていくのを感じていた人は多いはずです。その赤星が引退します。理由は「中心性脊髄損傷」という怪我で、もう一度損傷を受けると不随になる可能性があるそうです。残念ですが怪我では仕方がない。コーチか解説者となってこれからも活躍していただきたい。
SANYO リニアPCMレコーダー(ホワイト) [ICR-PS501RM(W)] 価格:¥ 14,800(税込) 発売日:2009-02-20 |
三洋電機のICレコーダーPS501は音声のアナログ信号をデジタル信号に変換する方式としてリニアPCMを採用している。データ圧縮をしないため音楽の録音にも使えるほど高音質を実現している。集音システムとして、正面の音を集中的に拾うズームマイクと、広い範囲から録音するステレオマイクが2個装着されていてバランスのよい録音ができる。音楽やいろんな音を集めたい人には優れたレコーダーである。発売が今年2月ということで次機種を待つか、安くなっている現機種を買うか悩ましいところである。