鼻腔内の悪性リンパ腫と診断された茶長毛猫めいこの抗がん剤治療が今週木曜日に卒業となりました。
飼い主の希望で継続できますが、とりあえず抗がん剤治療は終えようと思いました。
今日はこれまでの経過をまとめます。
発症と思われる鼻炎に似た症状は今年の4月からで、最初の通院は5月のGW中でした。
C動物病院で数種類の抗生剤、B動物病院では抗生剤と猫インターフェロンによる治療を続けていましたが鼻炎に似た症状は悪化の一途でした。
8月にC動物病院の先生より「めいこちゃんは腫瘍の疑いが強いので、CT検査の受けられる隣市のD動物病院か動物先端医療センター(静岡県長泉町)で診てもらった方がいいと思う。」と助言をいただきました。
そこで長泉町はちょっと遠いので、D動物病院をご紹介いただき8月のお盆の最中、めいこを連れて行きました。
ここがめいこ治療の岐路でした。
しかし、悪性リンパ腫と診断されるまで1か月もかかりました。
何故なら、この頃完全に鼻が詰まって口呼吸しかできなくなっていためいこには、全身麻酔で行うCT検査は危険が高く避けた方がいいと言われ、先ずはステロイドの投与で鼻の炎症を鎮める治療を始めることになったからです。
連日ステロイド投与(注射)に通いました。
めいこの呼吸が楽になり、上顎の腫瘍の浸潤が少しでもよくなって痛みが取れればと願っていましたが、めいこはずっと辛そうでした。
そこで、担当の先生と相談して変形の始まっためいこの鼻から注射針で細胞を採取し、腫瘍の種類を特定する検査をしていただくことにしました。
先生の当初予想では扁平上皮癌だったので、この頃はもう打つ手はないのかと望みを失いかけていました。
ところが、細胞診の結果はリンパ腫でした。
リンパ腫ならば、化学療法でよい反応が出るかもしれない!!!
この時、寧ろ腫瘍がリンパ腫でよかったとさえ思いました。
抗がん剤は、最初にL-アスパラギナーゼ、それからビンクリスチンとシクロフォスファミドを1週ずつ交互に各5回(計10回)投与しました。
L-アスパラギナーゼはリンパ腫にしか反応しないそうで、この薬を投与後にめいこの変形した鼻梁の腫れが明らかに引いたので「あー、本当に悪性リンパ腫だったんだ」と思いました。
抗がん剤の副作用ですが、めいこは初回のビンクリスチンの後、9日間何も食べられなくなり“風前の灯”のようになってしまいました。
この時は抗がん剤治療に踏み切ったことを少し悔やみましたが、またしても連日点滴に通い、強制給餌をし、何よりめいこの強い生命力で見事に復活してくれたのでした。
以後、抗がん剤を25%減らして治療を継続しました。
抗がん剤治療のない日はステロイドと抗生剤を毎日服用しています。(現在も継続中)
抗がん剤治療の方法ですが、最初の導入時のみ入院、以後は通院で、朝一番でめいこを預け、夜お迎えに行きました。
抗がん剤の日、朝はどうしても私の出社が1時間遅れることになり、勤務先の上司や同じチームの方々にご理解・ご協力をいただけたからこそ続けられたと思います。
さらに先生やスタッフのみなさんがめいこに優しくしてくださり、山猫のようにワイルドだった暴れん坊は、徐々に抗がん剤治療にも慣れ、お家での療養生活(完全室内飼い)にも慣れてくれたのでした。
悪性リンパ腫は、抗がん剤治療後も高い確率で再発すると言われています。
費用も安くはありません。
でも、めいこは生まれ変わったようにQOLが向上しました。
抗がん剤治療を終えたばかりなので、寛解というには早いのかもしれませんが、とても元気です。
治療を受けて本当によかったと思います。
また、これからが勝負です。
再発に怯えてばかりでは、めいこの猫生も私の人生も楽しくありません。
1日1日、めいことすごせる毎日に感謝して、にゃんずのみなさんと明るく楽しく暮らして参ります。
まー、私自身の手術日も迫っているんですが、それはもう受けるしかないので・・・。
トップ写真は去年の12に撮っためいこです。
今と少し鼻の形が違います。
以下、公開に躊躇っておりましためいこの辛かった写真も含まれます。
抗がん剤治療はネガティブな記事が多いので、こんなによくなったよ~というめいこの写真と共にアップしますね。
↓2017年8月 鼻梁の変形、瞬膜突出、流涙、鼻血が酷かっためいこ。
↓2017年9月 抗がん剤導入時のめいこ。(入院4日間)
鼻
↓2017年10月 3回目の抗がん剤を終えためいこ、完全に普通の顔に戻っています。
めいこを応援していただいているみなさま、ありがとうございます!
めいこも不肖の飼い主も、まだまだ頑張りまーす!
飼い主の希望で継続できますが、とりあえず抗がん剤治療は終えようと思いました。
今日はこれまでの経過をまとめます。
発症と思われる鼻炎に似た症状は今年の4月からで、最初の通院は5月のGW中でした。
C動物病院で数種類の抗生剤、B動物病院では抗生剤と猫インターフェロンによる治療を続けていましたが鼻炎に似た症状は悪化の一途でした。
8月にC動物病院の先生より「めいこちゃんは腫瘍の疑いが強いので、CT検査の受けられる隣市のD動物病院か動物先端医療センター(静岡県長泉町)で診てもらった方がいいと思う。」と助言をいただきました。
そこで長泉町はちょっと遠いので、D動物病院をご紹介いただき8月のお盆の最中、めいこを連れて行きました。
ここがめいこ治療の岐路でした。
しかし、悪性リンパ腫と診断されるまで1か月もかかりました。
何故なら、この頃完全に鼻が詰まって口呼吸しかできなくなっていためいこには、全身麻酔で行うCT検査は危険が高く避けた方がいいと言われ、先ずはステロイドの投与で鼻の炎症を鎮める治療を始めることになったからです。
連日ステロイド投与(注射)に通いました。
めいこの呼吸が楽になり、上顎の腫瘍の浸潤が少しでもよくなって痛みが取れればと願っていましたが、めいこはずっと辛そうでした。
そこで、担当の先生と相談して変形の始まっためいこの鼻から注射針で細胞を採取し、腫瘍の種類を特定する検査をしていただくことにしました。
先生の当初予想では扁平上皮癌だったので、この頃はもう打つ手はないのかと望みを失いかけていました。
ところが、細胞診の結果はリンパ腫でした。
リンパ腫ならば、化学療法でよい反応が出るかもしれない!!!
この時、寧ろ腫瘍がリンパ腫でよかったとさえ思いました。
抗がん剤は、最初にL-アスパラギナーゼ、それからビンクリスチンとシクロフォスファミドを1週ずつ交互に各5回(計10回)投与しました。
L-アスパラギナーゼはリンパ腫にしか反応しないそうで、この薬を投与後にめいこの変形した鼻梁の腫れが明らかに引いたので「あー、本当に悪性リンパ腫だったんだ」と思いました。
抗がん剤の副作用ですが、めいこは初回のビンクリスチンの後、9日間何も食べられなくなり“風前の灯”のようになってしまいました。
この時は抗がん剤治療に踏み切ったことを少し悔やみましたが、またしても連日点滴に通い、強制給餌をし、何よりめいこの強い生命力で見事に復活してくれたのでした。
以後、抗がん剤を25%減らして治療を継続しました。
抗がん剤治療のない日はステロイドと抗生剤を毎日服用しています。(現在も継続中)
抗がん剤治療の方法ですが、最初の導入時のみ入院、以後は通院で、朝一番でめいこを預け、夜お迎えに行きました。
抗がん剤の日、朝はどうしても私の出社が1時間遅れることになり、勤務先の上司や同じチームの方々にご理解・ご協力をいただけたからこそ続けられたと思います。
さらに先生やスタッフのみなさんがめいこに優しくしてくださり、山猫のようにワイルドだった暴れん坊は、徐々に抗がん剤治療にも慣れ、お家での療養生活(完全室内飼い)にも慣れてくれたのでした。
悪性リンパ腫は、抗がん剤治療後も高い確率で再発すると言われています。
費用も安くはありません。
でも、めいこは生まれ変わったようにQOLが向上しました。
抗がん剤治療を終えたばかりなので、寛解というには早いのかもしれませんが、とても元気です。
治療を受けて本当によかったと思います。
また、これからが勝負です。
再発に怯えてばかりでは、めいこの猫生も私の人生も楽しくありません。
1日1日、めいことすごせる毎日に感謝して、にゃんずのみなさんと明るく楽しく暮らして参ります。
まー、私自身の手術日も迫っているんですが、それはもう受けるしかないので・・・。
トップ写真は去年の12に撮っためいこです。
今と少し鼻の形が違います。
以下、公開に躊躇っておりましためいこの辛かった写真も含まれます。
抗がん剤治療はネガティブな記事が多いので、こんなによくなったよ~というめいこの写真と共にアップしますね。
↓2017年8月 鼻梁の変形、瞬膜突出、流涙、鼻血が酷かっためいこ。
↓2017年9月 抗がん剤導入時のめいこ。(入院4日間)
鼻
↓2017年10月 3回目の抗がん剤を終えためいこ、完全に普通の顔に戻っています。
めいこを応援していただいているみなさま、ありがとうございます!
めいこも不肖の飼い主も、まだまだ頑張りまーす!