すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

マンデラ元大統領の追悼式と安倍政権の正体・・・

2013年12月12日 | 日々思うこと

アパルトヘイト撤廃に尽力し、1993年にノーベル平和賞を受賞した南アフリカのマンデラ元大統領(95)の追悼式が日本時間の10日午後7時から、強い雨の中を歌や音楽を交えて盛大に行われました。会場のスタジアムには世界91カ国の元首や首脳クラスが出席し、アメリカのオバマ大統領が各国の首脳の先陣を切って弔辞を述べ、「マンデラ元大統領は、世界中の何十億人の心を動かした歴史上の巨人である」と・・・。

追悼式には日本から皇太子と福田元首相が出席でしたが、安倍首相はマンデラ氏の偉大さがわからないのか、国際的にシェアすべき人道感覚に乏しいのか、その姿はなくマスコミの追求もありません。国会も閉会していながら、何でも銀座の高級中国料理店で石原伸晃国会議員らとの会食を優先のようで、日本の政治の貧しさを垣間見た思いです。

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特定秘密法案の強行採決で安倍内閣の支持率が急落しており、首相自ら「反省」を口にせざるをえない中で、ジャーナリストの鳥越俊太郎さんは「強行成立は安倍政権の正体をあらわにしました。この日を決して忘れてはいけない。戦前のように政党を大政翼賛会に取り込んで、“戦争のできる国”へと進もうと・・・。安倍首相の次のねらいは集団的自衛権で、憲法解釈を変えることです」と言い切っています。

慶應義塾大学の金子勝教授も「この国は秘密保護法で民主主義を失い、コストが異常に高い原発を再稼動させて、行き場のない使用済み核燃料をどんどん積み上げようとする。今ほど、危機的状況はない。将来の世代に対して責任を果たさなければいけません。」と、本日の“つぶやき”でした。