すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

議員報酬と“足るを知る”こと

2013年12月22日 | 日々思うこと

師走になって師(先生)の走り回る姿にはお目にかかりませんが、市議会のセンセイらは「議員報酬アップ!」と叫んでいるようです。これまでも会派代表の議会運営委員会で何度も取り上げられてきた経緯がありますが、去る19日の12月定例会最終日の閉会後の全員協議会でもまた持ち上がったそうです。春の市議選から一年も経っていないのに「議員報酬が他市よりも少ない・・・」と主張しているようですが、巷から「それでは別の仕事を選べばよかったのでは・・・」とのささやきが聞こえます。

何事も報酬が多いことに越したことはないのでしょうが、市民の血税ということを考えれば議員は“お金がナンボ”でやる仕事ではないはずで、いつの間にか市民感覚から遊離してしまうようですね。確かに糸魚川市議会は他市との報酬比較で多いとはいえませんが、何よりも一年を通してのその仕事ぶりや成果、さらに市長らとの給与バランスなどを考えると妥当ではないのかという議員OBや市民の声が圧倒的です。今後は各委員会の議論の様子などがしっかりと可視化されてゆけば、市民の評価と見解は変わるかもしれませんが、厳しい社会情勢の中で熟慮すべき課題と受け止めています。

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今日も気温が下がって風も強く、お昼どきに本町通りの老舗のお蕎麦屋さんへ、昨夜から泊りがけで上越市からやって来た下の娘夫婦と一緒に出かけました。座敷の囲炉裏の温もりと丁寧な炭火のあしらいに見とれながら、私は“おごってもらう喜び”を味わいました。年の瀬になり不満が募るセンセイらの議員報酬と、“足るを知る・・・”老子の言葉が頭を過ぎる凍てつく寒さの一日です。