すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

安保関連法案、強行採決!!

2015年07月15日 | 日々思うこと

忘れもしない一年前の7月1日、閣議決定だけで集団的自衛権行使を容認した安倍政権、その一年後の本日の平和安全法制衆院特別委員会で安全保障関連法案を自民・公明両党の賛成で強行可決です。「国民の命と暮らし」に直結する10本もの法律を一つに束ねて、わずか一国会での審議で成立させようとしていることは政治の暴走で、今日の出来事も忘れてはなりません。

衆院特別委員会は安保関連法案の締めくくりの「質疑」だけに、NHKで中継されるとばかり思っていたら中継なしで、衆院のインターネット審議中継サイトはアクセスが集中してつながりにくい状況・・・。いったいこの国の公共放送はどうなっているのかと憤りながら、午後から外出したものの落ち着かず、夕方には汗を拭きながら水曜日の定番メニューのドライカレーを作り始めました。

夜のNHKニュースウオッチ9は今日の国会での出来事はわずかサラッと15分程・・・、その後のテレ朝系、報道ステーションを注視です。こちらは特別委員会の「質疑」の様子を詳細に報じており、その映像から法案可決に至るまで委員会室は大混乱であったことが伝わりました。いよいよ来るべき時が来たという感で、これを「民主主義の王道」と恥ずかしくもなく口にする安倍首相、憲法の拡大解釈の限界を超えての国民無視に一層の憤りを感じてしまいます。

それにしても「国民の理解が進んでいない」と首相自ら認める異例の事態の中、戦後安全保障政策の一大転換となる法案は16日に衆議院を通過する予定です。特別委員会を終えて廊下で涙を流していた辻元清美議員、「戦争で祖父を亡くして、小さい時から戦争は・・・」と、一方の浜田靖一委員長は「10本もの法律を一つに束ねたというのは、いかがなものかと思っている」と、この差異はいったいなんでしょうか。戦争の悲惨さを知らず伝えられず、学ぼうとしない議員を国会へ送り出している国民にも大きな責任があることを自覚せねばなりません。 

そして戦争はスポーツでの闘いではなく、「国を守るため」という人間の殺し合いであることを再認識せねばなりません。月刊『食べもの通信』7月号、「知っておきたい六つの“食べ方常識”生命力を高める食養生」の特集です。テニス界の王者が自ら語る本書で、人生好転の肉体改造のための14日間のプログラムにより5キロ減で世界制覇です。2010年の全豪オープンの準々決勝で完敗したジョコビッチ、その様子を観戦していた栄養学者のジョヴイッチ博士は驚くべき診断を下し、食事の改善を指導です。その結果、ジョコビッチは体と脳、思考のすべてがクリアになり、世界1位になったことを日曜日の決勝戦から伝わりました。

また今日の全国各地での強行採決反対のデモや国会周辺に集まった人の多さに、私も熱くなり“真の平和”を孫たちへバトンタッチする努力は途切れることなく、あきらめずに続けなくてはいけないことを痛感の7月15日でした。

※この熱さと暑さでパソコンまでもおかしくなってしまい、何度も再起動で16日早朝にやっとアップロードです。