すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

オバマ大統領の歴史的な広島訪問と

2016年05月11日 | 日々思うこと

昨10日はタックスヘイブン(租税回避地)に関する「パナマ文書」のニュースに明け暮れで、違法性はないとしながらの“グレーゾーン”と国へ納税されれば約5兆円ということで驚くばかりです。今後、26日から開催のG7(主要7か国の首脳会合)伊勢志摩サミットでどのように論議されるかを注視です。

そして今日はそのG7出席後の27日、オバマ大統領の被爆地広島への訪問が決定というニュースです。オバマ大統領は就任直後の09年4月、チェコの首都プラハで「核なき世界」を訴え、その演説に感動し期待をしてきました。今も世界最大規模の核兵器を保有する米国のトップが、原爆投下から71年を経て初めての歴史的訪問です。

これをアベ政権は7月の参院選を前に「最高のアピール材料」とも捉えているようですが、政治的なパフォーマンスに終わらせることなく世界の核兵器廃絶・核軍縮へと進んでゆかねばなりません。

写真は三重南紀の「セミノール」です。この「セミノール」は、たんかんグレープフルーツとダンシータンゼリンの掛け合わせで出来たアメリカ生まれの品種で、日本へは1955年に初めて導入され熊野地方で大切に育てられてきました。鮮やかなオレンジ色と果汁の多さが特徴で、時どき行きつけのスーパーで求めています。

「たんかん」といえば毎年楽しみにしている奄美大島の無農薬の「たんかん」、昨年9月に根絶されていたミカンコミバエ種群が奄美に北上していることが確認されました。農林水産省では植物防疫法に基づく緊急対策として、たんかんやポンカン、マンゴーなどの柑橘類の島外への出荷を禁止規制し、奄美全島から果実一個たりとも出荷できなくなり農家にとっては大打撃の自然災害となっています。

昨日、八久保郵便局へ出向くと、ご近所の藤棚の主のSさんの写真展です。長年に渡り野鳥を撮り続け、昨年展示できなかったものを貼ってあるということで“隠れた才能”と羽ばたく鳥たちにしばし見とれるひと時です。

プラハ演説から7年目にしてやっと羽ばたく任期を半年後にしたオバマ大統領、被爆地広島ではどんな言葉で語るのかと歓迎と期待の一日の終わりです。