すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

いま福島で何が、避難指示一斉解除の混乱

2017年03月11日 | 日々思うこと

2011年6年前の3月11日、日本の太平洋三陸沖を震源として発生したマグニチュード9.0最大震度7の日本の観測史上最大規模の大地震でした。あれから6年、まだ助けを必要としている人たちはたくさんいます。時の流れとともに被災地を想う機会が減りつつある、これも厳しい現実です。

昨夜のNHK「時論公論」、『震災6年、避難指示解除も進まぬ帰還」を視聴です。東日本大震災から6年、原発事故の影響で住民が避難を余儀なくされている福島県の4つの町や村で、来月1日までに避難指示が解除されます。

約3万2000人の住民が新たに帰還できるようになりますが、放射線量が比較的高い「帰還困難区域」など、7つの市町村にまたがるエリアでは、今後も避難指示が継続し、本格的な除染作業もこれからです。

およそ2万4000人の住民の帰還の見通しは立っていません。例え帰還しても病院などの施設もなく、どのように生活をしてゆくのか、政府の見通しの甘さが伝わってきます。

そして今夜8時からNHKスペシャル、東日本大震災「仮設6年は問いかける~巨大災害に備えるために」を視聴、震災から6年がたつ今も3万人超が仮設住宅で暮らす厳しい現実が伝わってきました。

続く9時からのNスペ、東日本大震災「避難指示“一斉解除”~福島でいま何が~」を視聴で、この春に原発事故による避難指示が広い範囲で解除される“一斉解除”は、現場に大きな混乱を引き起こしていることを取り上げています。

国は「住民が帰るための環境が整った」と判断ですが、放射能で汚染された広大な地域を除染し、人が戻るという世界でも先例のない“帰還政策”に首を傾げてしまいます。

※2017年3月11日、Yahoo! JAPANで「3.11」というキーワードで検索された方お一人につき10円が、東北復興にたずさわる団体に寄付されるそうです。https://fukko.yahoo.co.jp/search/