すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

地球に優しい水力発電で原発はいらない!

2019年04月06日 | 地震・原発

今朝は風もなく穏やかで、このぽかぽか陽気で市内の桜も一気に開くことでしょう。昨日に続いて市内の桜の花の探索で、今日は東京発電(株)姫川第七発電所の年に一度の構内解放日とあって初めて訪れてみました。

いつも遠くから眺めていた姫七発電所、その構内は管理が行き届き、たくさんのソメイヨシノが開花です。1995年(S30年1月)に水路式発電所として営業開始、工事期間がわずか3年で当初は信越化学グループだったそうですが今は東京電力グループということです。

市内小滝地区の取水えん堤からの導水路で、落差100メートル3本の直系3メートルの水圧鉄管により発電し、60年以上経過しても発電機は今も健在です。驚いたことに姫川第七と小規模な新小滝川、竜島(松本市)の3ヶ所の発電所での年間発電量は2億8千万kwhで、何と一般家庭(3600kwhとして)約9万世帯分(糸魚川市と上越市全世帯)が賄える電力であることを知りました。

広い構内の奥には大きな鳥居の姫七神社があり、その横には工事中に亡くなった人の慰霊碑もありました。先日、町内回覧板で構内解放のお知らせがあったものの見学者が少ないようで残念に思いましたが、子どもたちとお弁当持参で訪れるのもよいのではないでしょうか。

逆光写真)

ここで発電された電気は現在、東北電力の送電線で東京電力へと送られており、改めて水力発電は資源の少ない日本の貴重な純国産クリーンエネルギーであることを実感です。原発推進派は水力発電所は高額と主張ですが初期投資が主で、姫七発電所は64年間も稼働し続けて職員がわずか16名ということを考えれば、“負の遺産”を産み続ける不安な原子力発電所の比ではありません。

4年に一度の統一地方選、夏の参院選の前哨戦ともなり、最終日での候補者らの奮戦が伝わってきます。“選挙は住民意識のバロメーター”、子どもや孫たちの未来のために「原発NO!」を明確に主張している候補者らには何としても当選してほしいと思いますが、有権者はどんな判断を示すでしょうか。

そんな中で「忖たく」発言について辞任した塚田一郎参院議員はFacebook上でも沈黙のままで、ご自身の発言の重さをどうも認識していないようで自民党支持者からも厳しい声が聞こえてきます。

 「議員を国会に送り出した新潟県民に恥をかかせたままで、 議員がこのまま夏の参議院議員選挙に立候補することは許されん」、「情けない。議員は立候補を辞退し、自民党県連本部は候補者を差し替えるべき・・・」等など。

また米山隆一前新潟知事は、朝日新聞言論サイトに「塚田氏の『たく』発言があぶり出す日本政治の病」を寄稿しています。https://webronza.asahi.com/politics/articles/2019040500001.html?page=1