すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

持続可能なまちづくりと地方議会

2019年04月28日 | 日々思うこと

深夜はかなり気温が下がったものの、連休2日目の今日はまた穏やかな朝を迎え、自然界は刻々と移り変わっています。人は年齢を重ねるごとに体力・気力・知力の衰えは否定できず、加齢による白内障もその一つのようでコメントもたくさんお寄せいただき、ありがとうございました。

厳しい冬の積雪に耐え抜いた国道8号沿いの花壇の今年の芝桜は疎らながらも花が咲き出しています。写真の半円形は主に通学路として利用されている“地下道モグッ太郎”で、しばらくは静かです。

ところで土曜夜のNHKスペシャル『崖っぷち!?わが町の議会』、NHKが全国の地方議員3万2000人余りに行った大規模調査で、地方議会の驚きの実態が明らかに・・・。暮らしに直結する身近な民主主義について考える徹底検証の番組でした。

政治に無関心なんて言っておられないものの、日本の民主主義の低さを感じながら当糸魚川市議会に置き換えてみると、行政側の提案をほとんどチェックせず通してしまう自民党中心の“なれ合い議会”と、野党議員らの無力さを痛感です。またこのところ頻繁に「持続可能な糸魚川市を」と叫ぶ議員集団ですが、時間が止まったような市議会で市民からみるとパフォーマンスのようです。

地域の未来を真剣に考えているなら、先ずは自らの年齢を考え、いつまでも議員バッチに固執せず世代交代が求められていることを自覚すべきであることは言うまでもありません。糸魚川市議会はもはや持続可能でなくなっている地域の足元を直視し、インフラ整備中心の政策から“人が大切にされる”多様な生き方を認め合うまちづくりを重視しなければなりません。

「議員報酬が低いからなり手がいない」というのも言い訳の一つで、様ざまな取り組みと選択肢があることを番組の長野県飯綱町の事例などからも伝わり、1999年に訪れた北欧スウェーデン国の議員無報酬と、羽田澄子監督の映画『安心して老いるために』(1990年)を思い出しました。

去る1日の教職員歓迎会での市長挨拶にみられるように、似たもの同志で物事を進め意見の異なる人を排除しようとするまちづくりは持続可能とはほど遠くなることでしょう。お隣り上越市議会の地域での議会報告会や意見交換会などにも答えがあることをキャッチしてほしいものですが・・・。

そして我が平成の大半の20年間、民主主義が否定され続けてきた閉鎖的な地域の中での孤軍奮闘は常に全力投球で、“地方議会は民主主義の学校”を目指してきました。しかし、民主主義などはどうでもいい人たちの集団は変わりようがなく、また新しい時代へと続きます。今夜はNHKスペシャル『平成史(8)情報革命 ふたりの軌跡~ネットは何を変えたか』を視聴、明日はその感想と人口減少などについて書き込みたいと思います。