すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

止まらない首相のヤジと政治の劣化と「議員必携」

2019年11月09日 | 本・雑誌・映画

秋も深まりゆく中で、国会でのアベ首相のヤジが止まりません。衆院予算委員会に続き、昨日の参院予算委員会でも野党議員へのヤジを聞くに付け、自民一強とはいえ首相のおぞましさを痛感です。

夜のTBSNEWS23でも星浩キャスターは、かってここまでの首相はいなかったと述べていましたが、これはまさに政治の劣化であることは言うまでもありません。また森田千葉県知事の昨日の記者会見、千葉県を直撃した台風15号後の行動が問題視されていることで、“私的視察”と言い訳し「これが私の政治手法・・・」とまで言い切っているので呆れ果ててしまうばかりです。

このところの進まぬ断捨離ですが人生の終活と肝に銘じて、書棚のもう使うことのないであろう『六法全書』や『地方自治法』などの処分です。写真はほんの一部で現職のときに揃えたもので、この後で『地方自治小六法』は残すことにしました。その他にもう一冊、全国町村議会議長会編集の『議員必携』(学陽書房発行)も書棚に戻しました。

思えば1991年(H3)4月の統一地方選で、企業城下町でのトリプル無投票選挙(県議・町長・町議会)に無謀とも思える町議会への挑戦でした。初当選から“孤軍奮闘”の議会活動でしたが、『議員必携』は誰も教えてくれないことが満載でバイブルとしで助けられてきました。

今、『議員必携』をパラパラとめくると最初の「地方自治のしくみから議会の使命と職責」では、「議員は人格・識見ともにすぐれた代表者である。したがって一言一句は住民の意見であり、住民の声である」と・・・。そんなことで国民から遊離する首相のヤジは、政治の劣化をますます進めていくこと確実で、地方議員に限らず国会議員にも本書は“必携”であることが伝わってきます。

そんなことでたくさんの良書に囲まれながら、もっとよい仕事ができたのではと振り返りながら“時すでに遅し”のひと時です。深夜には気温7度台まで下がる冷え込みでしたが、日中は風もない静かな土曜日です。