明日もやりたいようにーmiddle60

切り折り紙、釣りなど
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もっともっと忘れたい
なぜなら
どんどん新しいことが入ってきそうだ

銀の匙

2010年02月08日 | 日記・エッセイ・コラム

中勘助著の「銀の匙」を読了した。(この歳になって今ごろ?)

Resize0346 漱石が絶賛したと哲学者の和辻氏が解説で述べている。
読みすすむと、ますます引きこまれる。

か弱き少年の傷つきやすい感性がひしひしと伝わる。お勧めの本である。

「倶梨伽羅紋紋」など、年老いた母親とは話ができる題材だ。

こういう表現が次々と出てくる。まあ、大正時代の作だからいたしかたない。

灘高等学校からの東大入学者が日本一になった理由がここにある。
灘には教師に教材などを選択する自由が与えられていたようで
某国語教師はこの「銀の匙」を教材化した授業を行った。
読んでみて、なるほどと思う。なかなか深い。

青年時代に「三太郎の日記」はむさぼり読んだ思い出がある。

「今日のチョッキン」

Resize0341 庭の小石に止まらせてみた。いまにも飛び立とうとする雰囲気があるかどうかだ。大げさに言えば、命を吹き込まれた作品になるかどうかが問題なのです。