オクエゾサイシン(ウマノスズクサ科)「奥蝦夷細辛」2006.06.25暑寒別岳
ウマノスズクサ科の多年草。低地~亜高山の陰地に生える。茎は地中をはい、節が多く、辛みが強い。春、茎の先から長い柄のある長さ五~八センチメートルの心臓形の葉を二枚出す。新芽の出るころ、茎の先から細い花柄がのび、径一センチメートルほどの鐘形で紫黒色の花が一つ咲く。根は解熱剤となり、葉を煮だした汁は口臭をとる。
この花に似たウスバサイシンは、萼片が尖ってあまり反り返らず、葉が三角状で先が尖る
名の由来は、北海道の深山に見られ根が細く絡みが強いことから