チングルマ(バラ科)「稚児車」2006.06.25暑寒別岳頂上台地
バラ科の落葉小低木。北海道、本州中部以北の高山の日当たりのよい湿地に生える。高さ約一〇センチメートル。茎は地をはい、先端部が立ち上がり葉を束生。葉は奇数羽状複葉で、九~一一個の小葉からなる。小葉は倒卵状披針形、先端は尖り、長さ六~一五ミリメートルで縁に不規則な鋸歯がある。夏、茎頂に長さ約一〇センチメートルの花茎をのばし、先端に径三センチメートルぐらいの白い五弁花をつける。多数の痩果の先は花柱が伸びて長い尾状になり羽状に毛が生える。
別名 イワグルマ「岩車」、チゴノマイ「稚児の舞」
名の由来は、
1、花弁が輪状に排列しているためにつけられた稚児車(ちごぐるま)の転訛したもの。
2、羽毛状の果実が放射状に出ているさまを玩具の風車にみたてたものともいう。
花言葉は、可憐
「羽毛状の花柱」2006.07.16暑寒別岳箸別ルート8合目