タカネトウウチソウ(バラ科)「高嶺唐打草」2007.07.15暑寒別岳
バラ科の多年草。北海道、本州(中部)の高山の湿った草地やれき地に分布する。
高さ40~80cmで長い奇数葉状複葉が根生し、長卵形で長さ3~5cmに小葉が5~7対ある。鋸歯縁で表面は光沢があり、裏面は白っぽい。茎にも小さな複葉がつく。花は長さ3~10cmの穂状に密に多数つき、下から咲き上がる。花弁はなく4枚のがく片の中央から長い雄しべ4本が突き出る。
別名、フデトウウチソウ「筆唐打草」
茎や葉の中軸に縮れ毛がある変種のリシリトウウチソウがある。
名の由来は、花穂の形が中国の組紐の「唐打」に似ていて高山に咲くことから。