本日オウム死刑囚6人の死刑が執行された。まずはこの執行に踏み切った上川法務大臣に労いの言葉をかけたい。これから先何十年も一番死刑囚を執行した大臣として語り継がれるのではないか、そしてオウムの関連団体の凶悪分子がいたとしたら狙われる可能性が高いのかもしれない。そんな中、報道する局のアナウンサーの最後には「これで真相が分からなくなった」と結ばれる違和感、20数年間オウム裁判は続けてきたという。ジャーナリストの江川昭子氏はこの問いに答えている。「真相究明と仰るが裁判をずっとウォッチしてきた方はいない。松本智津夫の裁判以外にも様々な裁判が開かれ事実関係はほぼ解明された。『麻原に喋らせよう』などと軽く言うが、共犯者たちが血が迸るような説得を試みても喋らなかった」
勿論、私もオウム裁判の傍聴はした事ない。何が行われ何が話し合われたかは知るところではない。こういう事はジャーナリストに任せればいい訳だと思う。そのジャーナリストがはっきりと言っているのだから知りたい人は江川氏が言うように「オウム事件裁判記録」を読めばいい。それをせずに真相解明が云々というのは安倍政権への風当たりの強さを誘う詭弁だと思う。麻原が逮捕された報を知ったのは私がハワイ旅行の2日めだったと記憶している。ハワイのコンビニで読売新聞で知った。護送される麻原を覚えている。このブログで何度か書いたと思うがオウムが知人の故郷に大挙して訪れ大騒ぎした事を思い出される。
そして、オウム事件の真相と言うが「オウム神仙の会を立ち上げた松本(麻原)が大学に勧誘を伸ばし日頃の生き方に迷っていた頭のいい子ちゃんを手名づけ恐怖と快楽を味あわせながら地獄から逃れなれないあり地獄へと誘った」最後にはアルマゲドンを自らが起こしグルの予言は成就したと宣言すればよかっただけ真相真相と簡単に言うが動機はそんな大そうなものではなかったはず、途中から止める事もできず暴走するしかなかった。結果がサリンでテロを起こす宗教、オウム真理教だった。これくらいなもの、犠牲者には申し訳ないがそんなちっぽけなグルの起こした事件。
ただ、日本には宗教弾圧の過去があった。担当省庁が許可をだした宗教には国家権力が及ばない場合がある。現実政権には創価学会が居座っている。公明党という政党だがその実創価学会が頂点に立ち議員を動かしている。これは池田SGI会長が講演で「デージンは駒だ」と言うような事を言っていた。そんな宗教に遠慮があった。今風に言えば宗教への忖度。それがオウム事件にも働き中々たどり着けなかった。そしてオウム事件に破壊防止法が提要できなかったのも日本政府の負、だったと私は思います。ニュースの最後に松本サリン事件で犯人にされた河野義行氏が「真相究明できず再発防止策が立てれない」といった事を言っていた。さすがのりこえネットの共同代表になるはずだわ、失望した。やっている事は崇高な事かも知れないが・・・・