我的網球日記

昨日の自分を越え、身近な幸せに感謝するための自叙伝!

夜の街から覗く北京

2005-09-06 | 中国
8日からいよいよ授業が始まります。日本は選挙で盛り上がっているようですね。大使館への登録を最近したため、今回の選挙は在外投票ができず見送る事になりました~残念無念。

夏休み前は学校に行かずカフェでバイトしながら、北京の中心で生活する計画を立てていました。ただのバイトではなく、経営に近い立場から働かせて貰える有り難い御話でした。その上、其処に集まる中国や日本の芸能人・業界トップの方々を見れる事もプラスになると胸を躍らせていたものです(自分がセレブになる錯覚に陥いれる感じかな)。
ですが、「体育大で学生していよう!」と最近改めて決心しました。体育大の外で知り合った社会人(特に駐在員)の方々と時間を過ごし、おぼろげながら見えた彼等の生活から今回の決定に至ったと思います(外的要因)。体育大という郊外で過ごす事の内的要因は次回述べたいと思います。

それは所謂『夜の遊び』です。少ない経験から得た北京の風俗事情(笑)について、今日は書きます。前回投稿したKTVやスナックについてです。たった4軒しか行っていないので全ては分りませんが、3軒とも異なるバックグランド・関係の社会人とだったのでその『夜の遊び』からもその人がどういう人間か何となく見えます。よくよく思い出してみると、僕が初めて行ったのが7月なのですが、元彼女と関係が切れてから行っているのです。誘われて行っているにしても、何だかんだ言って僕も寂しい人間なんでしょう(笑)。

① 一軒目 ある高級居住区・商業区ビルの20?階 7月上旬 

ここは留学前に「訪中団」で知り合ったジャーナリストの先輩と行きました。今思えば、失恋ショックの僕を励ます心意気だったのかも知れません。夜景が綺麗で内装もシックなここは、小姐(おねえさん)も知的で引出しも広く、純粋に会話とお酒と夜景を楽しむ場所のようです。グラスの水滴をさっとふき取ったり、クルミを割ったりしたり…あらゆる動作が訓練されているようでした。日本で銀座なんか行かないから、そのサービスの質が以下ほどかは分らないけど。。『黒革の手帳』を思い出す。誰かDVD貸してくれぇ~。

② 二軒目 学生街近くの安いKTV 7月中旬 

体育大の友人が日本に一時帰国する時だった。夕食後ノリで行く事になりました。現地中国人や学生が行く所のため、値段も非常に安い。ガンガンとトランスがかかる店内では廊下は真っ暗でビーム光線みたいなのが乱れ跳んでいる(我ながら情けない表現)。部屋は普通に汚い中国のカラオケルームと言った所だろうか。ここは先日投稿したので割愛するが、中国人の普通の女の子が小姐しているという感じ。サービス無いし、服も自前で統一感無し、僕にとって余りに若過ぎる女の子としている合コンみたい。。

③ 三軒目 付近にたくさんの日本人飲食店が軒を連ねる高級クラブ 8月末

大学母校の集まりで会食をし、その後ある大手損保会社の方に連れて行って貰った。ここは本当に驚いた。内装もどれもこれも馬鹿高そうだし、女の子も普通に美人。小姐は徐々に体を触って、エッチな事をして来る。その方が言う「持ち帰るなら、1000元だからねぇ~」と。。ここは小姐があらゆる手を駆使して客を誘惑し、その副収入までこぎつける事が最終目的のようである。酒を飲ますのも上手いし、不覚ながら僕も淫らな事を少ししてしまいました。。歌を歌いながら机に座るは体を預けてくるは、ダンスミュージックをかけて腰を振りまくるし…。ここの会話でメモった(メモらせた)中国語は、3~4語足らず。今までで一番高い授業料の「夜の遊び」でした。この方の事を悪く言うつもりはないが、バリバリ働き盛りの30代…奥さんも子供も日本にいると言う。この店を出て、帰宅途中何ともショッパイ感じがした。その後何日か、その負のオーラが体に憑いた気がする。後味悪すぎ。自己嫌悪に陥ったし、ここは僕にはまだ早過ぎるのかも。

④ 四軒目 日本にある昔のスナック風のお店 9月上旬

前回投稿したテニスの集いの方々3人と行きました。やはり、スポーツしている人はストレスの質が粘性ないのかも(笑)。行ったお店は、凄く庶民的なスナック。②よりもサービスはあるものの①みたいなある意味での堅苦しさはない感じ。各小姐の個性が最大限に出せられるような環境で、仕事にもプライドを持っているそんな印象を受けました。そのためか人気のお店らしく毎回盛況のようだ。酔っ払ってオジサンが変な事をして来ても、気分を損ねずに避ける術を心得ている。僕に付いた23歳の武漢出身の小姐は、非常に心が綺麗そうな良い子だった。なぜか、途中で衣装を替えて来て「綺麗?」とか聞いて来るし。
翌日、その子からメールを貰い生まれて初めて『同伴』をすることになってしまったが。初めは御飯の誘いだったので、騙されたかと思いました。「一人でああいう場所には行かない」「学生だからお金がない」「二日連続でスナックに行きたくない」などと言ったら、今日はママさんに告げて出勤遅らせているからと言われ、仕方なく「今日だけね」という約束をして行きました。色々プライベートな事も話し、聞かされました(僕の恋愛話は割愛)。彼女は職場恋愛から失恋してOLを辞め、現職に就いて3ヶ月だそうだ。週に6、7日働き、給料は一月2000元前後のようだ(彼女が持っている携帯を二月分の給料と言っていた)。僕を気に入ったのも、ただ話を聞いてくれる人が欲しかったようだった。僕を同伴してもお金にならない事を彼女は知っているし、それを咎めないママさんも優しいひとなのだろう。僕らを見守るママさんの笑顔が造ったモノでない事は僕には何となく分った。その彼女は生理痛らしく早退、結局僕と一緒に帰ることになる。彼女の家の近くまで送りタクシーに乗る。僕もある線を引き、彼女もその線を越えないようにする…というそんな関係でした。



こういうスナックは僕みたいな20代の若者は滅多にいない。だからこそ、モテるのでしょうが。ただ、金は無いからその小姐の接し方で人間性が少し垣間見える。印象では中国人女性は必ずしも金、金、金では無い気がした。四軒いずれの小姐とも携帯を交換していますが、③のエッチな人以外細目にメールを送ってきます。「今日は何々の日だよ」とか中国文化を教えてくれたり、近況を聞いてきたり等等。中国語の勉強に非常になります。

これはこれで特別なシチュエーションであって、距離感を考えないといけない。僕にはやらないといけない事もあるわけだしさ。でも、この経験から社会人もよりも、学生のノンストレスな生活がいいなぁ~と思ったのも事実です。僕がこの「夜の北京」から中国を覗くように、逆を言えばこういった仕事の中国人女性はそこから「日本」を見ているという事です。そういう意識を外国に住む私達は常に持たないといけないのかもしれませんね。