我的網球日記

昨日の自分を越え、身近な幸せに感謝するための自叙伝!

父からの電話

2006-01-05 | 中国
寝れない…から投稿。



自分の尊敬する人、それは今間違いなく父である。家庭の父は好きでは無かった。一人の男として、一番目標とすべき人。同時に自分には永遠に越えられない大きな「壁」でもある。

電話の内容は、「将来の事」や「広告調査」についてだった。

一番驚いたのは、「ウチで幹部候補生としてやらないか」という誘いだった。それは同時に本帰国をも意味する。ただし、『覚悟』がないとできないと念押しされた。
現状、父の会社は色々プロジェックトが進んでいて人が足りないそうだ。今まで手伝っていた事はあるが、第三者的な立場であった。今回の『調査』の評価は、モノとしてはできている。だが、分析したいという主体者が見えていないとコメント。第三者ではいつまでもそういう手伝い方しか出来ない。
また、中国語の勉強を継続するのなら「机に向う勉強はもういいだろう」と。自分の性格を見てのアドバイスで、非常にマトを得ている。結果が出ない今、「習うより慣れろ」ということだろう。その手段として就職活動をしているのだが。一つは大企業に入り、その仕組み中国への取り組み方を盗むなら良い。小さい会社なら、「自分が社長に請われて」or「尊敬できる人の傍にいたい」というなら良いと。現在、請われている(?)のはバイト先テニスセンターだが。。。

スポーツ業界の事は専門じゃないという前置きを置いて、「細々コーチングをやってて何になるのか?」と父。将来のための布石であるなら良いが。テニスセンターに任される仕事は、日本人の駐在員・子供・奥様に働きかけ生徒を増やす事(現状日本人はゼロ)。はっきり言って、簡単な事ではない。3年5年と地道にやっていかないと駄目だろう。そこで、コーチング・テニスを勉強していたら、中国人だらけの環境とは言え勉強を優先できるだろうか。
また、そこのスペイン人華僑オーナーとの人間関係を聞かれた。話を持ち掛けられた時、どう見ても上手すぎるしその人との関係は良く無い…。去年3月の中国語ができない時から働き出し、自分でもがいてい吸収している中、オーナーが遠くで見守っている安心感というものを感じた事は無い(ほったらかし)。衝突もしていないし、人間の付き合いが無いのである。もちろん相性もあるのだろうが、そこが一番の不安要素だ。そのような距離感で、ノウハウを学ぶ事ができるのだろうか(まして中国語だし)?父は華僑という人種を知っているだけに警告をくれたのだ。もう一度、条件も含めて先方と詰めてみよう。

「中国」という国はこれから僕等の世代はますます切れない関係になるはず。一年色々な方に出会えたし、恩返しは全くできなかったけどその未練を残して去るのも一つの選択肢かもしれない。ウダウダ理由も無くしがみ付き何年もいて、そのせいで嫌いになったらそれで「中国」との関係はプッツリ切れるだろう。嫌いでも割り切って付き合えるような事は、今の僕にはできない気がする。また「恩返し」について、スポーツ会社の方の意見は面白かった。「目上の方にそもそも恩返しできるはずが無い。甘い蜜を吸わせて頂き、その感謝から後の世代に伝える事でしか恩返しできない」多少冗談も入っているが考え方が楽になるはずだ。

周りの同世代の友人と中国語の上達に開きがあるのは、「覚悟」の違いだ。SARSで強制帰国をしてそれでも中国で!・中国に女がいる!・中国のこの業界でチェレンジしたい!…など頑張っている方は皆それぞれ必死な想いがある。もうじき「27歳」決して若くは無い。一般常識として日本企業に勤めるのはギリギリだし、今ある学生気分を抜くのは今ならまだ間に合うだろう。中国留学、自分にとって「御試し期間」という位置付けだった。『本帰国』それは決して恥ずべきことではない。三ヶ月で帰ったルームメイトを思い出した。

どこかで経験を積み、格好よく父を助けたいという今までの考えは「逃げ」だ。今までできなかった正面でブツカルことができるのである。この誘いには、「父の時間が限られている」という意味もあるのかも知れない。

決断にはまだ時間がまだかかるが、上手く気持ちの整理をしよう。

風邪引いた。

2006-01-05 | 中国
だから、滞っていたブログ更新。

テニスはおろかランニングも寒さでしていないから当然だなぁ。この二日は-5以下の寒さで文字通り「世間の冷たさ」が身に染みた。早く治さんと。

1/3 早朝、西安から北京駅に到着。 
今回の旅行は、環境を変えて物思いに耽るのが目的。シビルとも帰りの列車で話し込みました。今回の旅行で、長女のシビルは妹とも母とも関係が良くなったと言っていました。瑞西(スイス)でもシビル一家は離れ離れ、妹は春にはNPOの仕事でニュージーランド・グアテマラに行くそう。今、この時間が家族にとってどんなに大切か…その想いが伝わってきて心が和みました。やっぱ、家族てイイですね。


午後、スポーツマーケティング会社で働いている方にお会いさせて頂いた。

・事業内容
・現地採用の厳しさ
・中国にいる理由

事業内容は割愛します。その方は野球をこちらで教えていた事があり、アマとプロ(ビジネスとして)による金額の大きさに驚愕したと言う。「スポーツ」にある爽やか・感動などの甘い気持ちだけではやっていけないと話から感じた。

「現地採用」の弊害が色々見えてきた。駐在員に比べると給料は遥かに安い。ただ「中国にいたい」という漠然とした気持ちだと、後々給料の格差に不平を言うだろうと。あらかじめ、安い給料に甘んじてもここで何かを得ると言う気持ちが無いのなら日本で就職すべき。給料の見積もりに関してその方も甘く見ていた言っていた。バイト時代の時給より安いという。

彼は中国のスポーツ産業の将来性を見越して、ここで働いているそう。文章を書きたいそうで、仕事で見たことなどを雑誌・メルマガに投稿している。月三回の締め切りは、休みを返上してやっている。二年間の中国語勉強時代も旅行にも出ず、テレビを見てひたすら勉強したようだ。そして、今の会社は自分で中国社会に切り込み、社長に巡り合い投合して現在に至ったそう。

御忙しい合間を縫ってお会いして頂いたからには色々聞いた。自分の「中国にいる理由」は?

・父を助けたい
・自分を見つめ直したい

が主な理由であった。ある程度はその目的に添っている。。だが、決して具体的なビジョンを描いて来た訳ではない。その違いが中国語の勉強に如実に現れている。


1/4 父から電話⇒これはまた次回に。

MIKOちゃんと補導をして、発音を一からやり直す。この基礎勉強は確実にプラスになると感じた。勉強後、二人で魚太郎で酒を少し飲みながら話す。将来の事や恋愛の事などなど。話してて、色々な目上の方と御話して行動するのはいいけど少し休憩しようと悟った。相手も御忙しい合間を縫っているのに準備というか学ぶ姿勢が懸けているし、あくまで自分の思考の手助けにしないといけない。相手の言葉の発する意図を推測したり、自分で分析するなどあまりしていない。勿体無い。

1/5 ある物流会社と面接

御互い時間の無駄だった。せいぜいHSK5級の僕では門前払いであった。ものの五分の最短面接…風邪の中、一時間半かけて行った事で身を以って「甘さ」を痛感でき良かった。HSK7~8級でも使いものにならないのにそれでは御話にならないと。物流のスペシャリストで君位の語学レベルはいるけどさ。「くそっ」と思えたこと・実際の職場を見れた事が収穫かな。スタートラインにも立てない「現実」…これを噛み締めないと。

風邪が悪化…。やばい早く寝よ。今頃、正月休みがやって来た。