日本は民主主義というけど、本質的には社会主義みたいだ~。といつも思う。貧乏人からあれやこれやと税金ばっかりとって。確定申告して△印が最後について、税金が一時的に戻ってきても、すぐに同じ額の税金を取られてしまう。用紙を書くだけでも、仕事を中断しなくちゃなんない。しかも、とてつもなく面倒くさい。「確定申告ってこんなに簡単」なんて芸能人が言わされてる新聞記事を読むと、「そんなに簡単なら税務署の人がやればいいじゃん。なんで、こっちが手間かけてまた税金とられなくちゃなんないんだよ~」とほざいてしまう。会社員だと自分でやらないからいいけど、自営業にとっては手数料が欲しいくらい。銀行だって、絶対にへん。ATMの機械を操作するのは顧客なのに、手数料をどうして銀行が取るの。窓口で若い女性に笑顔で対応されれば、手数料という意味はわかるけど、こっちが機械を操作するんだから、手数料はこっちによこせと言いたくなる。随分昔に確定申告が間違っていたので税務署に行って訂正。ついでに「これから少しは、儲かるようになれますか」と聞いたら、即「ちょっとムリですね」と切り捨てられた。うそでもいいから「頑張れば、大丈夫です」くらいサービスで言ってくれてもいいのに。そのかわり「ここの部分も間違っていて、なおせば5000円くらい戻りますけど、書き直すのはかなり面倒ですけど、どうします」と。「面倒」という言葉が大嫌いなので、つい「そのままでいいです」と言ってしまった。帰り道、面倒なのは、私の方なのかあちらなのか聞くのを忘れていたことに気がついた。「言葉」を職業にしているのに、弱点をつかれて負けてしまったのが妙にくやしかった。確定申告なんて、なくなればいいのに・・・。
また、バイクの話で飽きたらごめんしゃい。バイクに乗り始めの頃は、自ら検問に立ち寄っていたけど、乗り慣れてからはそんなおバカはやめましたよ。雨の夜、一人で走っていたら、突然呼び止められ、見たら「検問」。警察官が近づいてきたので、私はフルフェースヘルメットのスモークーシールドを上げたら「あ、女性だったの」と。しゃくにさわったので、胸をはり「ほら~、ちゃんとあるでしょ」と言ってはみたものの、レインウエアーを着ていたのでほとんどわからない。黒いマイクのようなモノを差し出されたので「これマイク?歌でも唄うの?ちょっと待って、あ~あ~あ~」とやってもうた。警察官は「違いますよ、飲酒検問です。ハーって息をかけてください」と笑いながら言われてしまった。夜で暗かったけど、かなり赤面。自分でも「私って天然モノのおバカ?」とすごーく恥ずかしかった。「検問」で、カラオケなんかあるわけないよなあ~。でも、バイクで飲酒ってあるんだろうか。私は、お酒は飲まないからわからないけど。バイクは車と違って飲酒したらコケて自爆しちゃうんじゃないの。ん~わかんない。
そういえば、バイクに乗っていた頃、警察官にもう一つ助けてもらったことがありました。バイクで会社に行く途中で、信号待ちをしていた時のこと。私が通っていた道路は、旧街道で片側一車線で歩道もないので、当然ガードレールもなし。車の邪魔にならぬように、いつもように左端に。ふと左下の足元に排水溝を発見。ブーツのつま先を入れたり出したりして、信号待ちの退屈しのぎ。ほんの一瞬気が抜けてバランスを崩したら、左足のブーツのつま先が排水溝にはまって抜けなくなってしまった。「ちょっと、ヤダ。うそでしょ~」とばかりに、力いっぱい足を引いても抜けない。バイクを降りようと思ったけど、サイドスタンドも出せない。全身にへんな汗かきはじめてる。そうだ、ブーツを脱げばいいと思って挑戦したけど、手が届かない。信号は青になり、赤になりと変わるけど、私だけが足がはまって動けなくなっていた。助けを呼ぼうにも歩道がないから、横を歩く人もいない。そうだ、ガソリンタンクの上でぐったりしてたら死んだように見えるかも。とやってみたけど誰も声をかけてくれない。そりゃそうだ、気を失ってたらバイクごと倒れてるしな~。どれくらいフリーズしていたか覚えていないけど、本気で泣きそうになっていた時に、目の前の横断歩道を白い自転車に乗った警察官が通ったのが見え、ありったけの大声で「おまわりさ~ん」と叫んだ。これぞ天の助けと思ったのに、その警察官は、ほんの少し周囲を見て建物の影に消えてしまった。ところが、ちゃーんと戻って来てくれて私を見つけてくれた。私は嬉しくて感激してウルウル状態。「どうしました」という警察官。私はパニック状態と嬉しい半ベソ状態で、かなり混乱し「足、これ、はまった、助けて」とカタコトの日本語になってもうた。「な~んで、こんなところにはまったの」と笑いながら、排水溝から私のつま先を引っこ抜いてくれたのだけど、私は安堵で思わず立ちゴケしそうになり、助けてくれた警察官を下敷きにするところだった。今はもう、その旧街道も整備させて広くなり、例の排水溝もなくなってしまったけど、助けてくれたおまわりさんのことは、忘れてないですよ。