寒盛りまっただ中の洋ネコハーフの「ウリ」。人からは「可愛い顔してるね~」と言われるが、オスネコから見ると「かわいい」と思われない徴候があるようだ。まず、巨大ネコのニャジも網戸ごしに「ウリ」を見ても、そっぽを向いてしまう。今日は、庭の縁側にニャジとは違う小ぶりの茶トラ(どこかの飼い猫)が、のぞきにやってきた。とーちゃんは、窓を開けるのがイヤそうだったが、私は面白そうだったので「ちょっと会わせてあげてみて」と窓を開けておいた。「ウリ」が、網戸ごしに茶トラのオスネコの前で「うんにゃ~」と色っぽい声を出している。茶トラの目は「ウリ」より、私が食べているハンバーガーを見ている。「ウリ」は、しつこいほど「うんにゃ~」と繰り返すが、茶トラは縁側で大あくび。全く無視で興味がないらしい。「ウリちゃん、何だかまた失恋したみたいよ。あのこ、ウリちゃんのこと興味ないみたいよ」と言ったら、「ウリ」は、とぼとぼ別の部屋に行ってしまった。「ウリ」の横でほぼ黒ネコの「キュウ」もアピールしていたが、全く相手にされないのが頭にきたのか「キュウ」は、側にあったスリッパを相手に噛むは、後ろ足キックするはで逆ギレになっていた。外のネコたちは、うちに遊びにはくるが、チビネコたちの顔を見ると「まだ、ガキじゃん」と言わんばかりに興味が失せるみたいだ。「ウリ」は、ショックだったのか、今はふて寝している。ネコの世界にも好みがあるんだあ~と妙に感心してしまった。