H5N1と題されたサイトのインフルと無関係だけどかなり気になるニュ-ス。
マラリアの媒介蚊で明るいうちから吸血におよぶ輩がいるのだとか。
従来、マラリア媒介するハマダラ蚊Anopheresは夜間に吸血してマラリア原虫を媒介・・・というのが常識でした。管理人(に限らず)、マラリア流行地に渡航する方々を取り扱う医療関係者は「夜間は蚊に刺されないように注意してください、外出時やパ-ティ-では肌を露出させない格好をして~と情報提供するのが常。
ところが、マラリア媒介蚊でまだお天道様が出ている間から吸血を始める新種が出た・・・と報道。
これでは従来のマラリア対策の前提から崩れてしまうので大変なことです。
- マラリア犠牲者をさらに何十万人も増やすことになるかもしれない新種の蚊の報告。
- 従来、マラリア媒介するAnopheres種は夜間に吸血をおこない、したがって、夜間、蚊帳を吊って寝る等の対策が有効であった。
- しかし、今回、夕方早い時間、明るいうちから吸血する新種報告。さらに困ったことに、従来種のDNAのどれにも一致せずという事実。
- 昼間から吸血するパタ-ンは、マラリア対策にとって大きな支障となる。
- 新しいspecies A(在来種とまったく異なるのでこう表現するほかない)の70%は午後10時半以前、すなわち人々の活動時間帯に捕獲されている。
遺伝的に従来のハマダラ蚊と全く別物が、まだ明るいうちから吸血=マラリア伝搬を始めてしまう。これからのアフリカ赴任者には、年中長袖ですごせとでもアドバイスしなければならなくなるのでしょうか。エライコッチャです。
ソ-スはcrofsblog↓
http://crofsblogs.typepad.com/h5n1/2012/09/africa-new-mosquito-poses-greater-malaria-threat.html
Africa: New mosquito poses greater malaria threat
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