昨日は管理人の講演@鳥取医療センターでお休み。
質疑もとても活発で、時折耳にする、鳥取県の人は熱心・・というのを実感。獣医畑の鳥インフルエンザ研究も、北大と並ぶ権威筋はここ鳥取です。
ところで、昨日、携帯待ちうけ画面のテロップニュースに新型インフルエンザ対策、国土交通省が地下鉄車両で実験と流れていて、その映像もNHKで見ることができます。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013167261000.html
ドア脇の席だけに(2メートル人と人が離れられるように)整然と、背筋をピンと伸ばして座る乗客たちの映像。
Yahooニュースでは↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081222-00000039-jij-soci
管理人のSARS@北京の経験に照らしても、フェーズ4入りすれば早晩、人工的操作加えなくとも自然にこのような光景になると思います。2003年3月に北京着任したばかりでまだ車を入手していなかった管理人は、北京地下鉄最混雑区間、東直門ー建国門を人民と一緒に押し合いへし合いしていたわけですが、4月20日の北京患者数339人(+衛生相更迭)発表以来、日に日に乗客の姿は減ってゆき、何ら人工的操作(改札制限など)加えなくとも上記映像の状況になりました。「線香の煙が”SARSのバイキン”を追っ払う」という噂も流れ、たまに火のついた線香を握り締めた乗客の姿が微笑ましかった・・・
個性派そろいの中国人でさえこうですから、ましてや「右むけ右!」の日本人のこと、心配しなくとも北京のさらに数倍のスピードで乗客消滅! を確信します。
ところで、↓の写真は何だと思われますか?
昨日、鳥取の講演から帰る特急列車です。鳥取を離れる最終特急「スーパーいなば92号(21:46発)」の車内です。まるで↑の映像と同じ。国土交通省の実験じゃなくて、普段、平時の状況でこの通り。(ちなみに終着駅到着時点で自由席2号車乗客数5名)
北京や東京の地下鉄に閑古鳥が鳴くとき、その裏には日常を変えさせられたストレスフルな群集の存在があります。 でも、地方では、普段そのままのペースで上記写真の状況で移動ができます。
これも、食糧備蓄状況と並び、地方の強さ ではないでしょうか。
経済危機からあらゆることがガラガラボッシャンになる(そして新型フルを考えねばならない)今こそ、国民ひとりひとりが”東京一極集中”を反省すべき時ではないか、地方に居を移せる人は今こそその時ではないのか、そんな事を考えながら爆走する(対向列車が鹿と衝突の影響で途中15分遅れが終着駅着わずか1分遅れ。回復運転でものすごい轟音響かせ爆走した)特急列車に揺られた夜でした。