マレーシアの報道。新型インフルエンザ死亡例、最新のひとりは、ダウン症候群の6歳男児。
- Datuk Seri Liow Tiong Lai保健大臣の会見。
- 合併症としてダウン症候群と肺高血圧を伴い、肺炎にて帰らぬ人に。2日前からインフルエンザ症状を経て9日より入院。
- 他にも3歳児と50歳男性の死亡確認。
- マレーシアでは213人が一般病棟入院、33人がICU入院、うち16名が合併症あり。合併症内訳は慢性疾患7例、喘息3例、肥満2例、精神疾患3例、妊娠2例、産褥1例。
- H1N1感染者の多くは、感染コントロールに協力しないと述べ、さらに、感染したと思ったら早く受診するよう、医師には抗ウイルス薬投与を先延ばしにしないよう要求するよう呼びかけた。
ダウン症候群は、遺伝子の問題(21番目の常染色体に過剰な枝がついている)で起こる先天性疾患です。人懐こいことが多く、社会福祉施設では「ダウンちゃん」と呼ばれ好かれることが多いです。詳細はhttp://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec23/ch266/ch266b.html 参照。
先天的に心臓の問題(心房中隔欠損症や心室中隔欠損症、心内膜欠損症,ファロー四徴等)を合併することが多く(約半数)、このケースも該当するのでしょう(記事には”心臓に穴”としかないので特定できませんが)。
また、マレーシア保健相の呼びかけ方もちょっと面白いですね。ただちにタミフル処方せよ じゃなくて、「タミフル投与遅れないように(自分で)医者をせっつけ」とは・・・ 政府が医療をがっちりコントロールするという発想がないのでしょうか。
ソースは8月16日付bernama.com↓
http://www.bernama.com/bernama/v5/news_lite.php?id=433283
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