代々木公園でデング感染の報道が毎日ちょびっとづつ五月雨式にでてくる日本。
管理人は、いまソウル インチョン空港ラウンジでこれを打っています。これからヤンゴンに向かうところの搭乗待ち。研究テーマの、いつもの面々に加えて、人脈を通じて感染症の教授のアポも取り付けているので、ちょっと予習がてら。
デングの本場ではどれぐらいの感染者や犠牲者が出ているのか。統計数字がなかなか出てこないこの国ですが、面白い数字。
ミャンマーでは2010年にデング大発生、危機感をもって対策がとられて2011年2012年は少し緩和。でも2013年から思い切りぶり返して・・・というトレンド。
- 犠牲者が最多だったのは1994年で444例死亡。
- 2001年が207例死亡。
- 2010年は感染16318例、犠牲者117例。
- 2012年は感染6033例、犠牲者33例
- 2013年は6月21日時点において感染6448例、犠牲者13例(だから危機的だという趣旨の記事)。
- 2005年からミャンマーのデング熱は増加傾向にあり、2010年の大発生では、啓発キャンペーンを立ち上げ蚊対策をおこなった。
デングの感染者数、万の単位だと大変なことで、千の単位になったら一息・・・というのが本場の光景です。
それとともに、対策をキチンととれば、効果がちゃんと表れるということもわかります。犠牲者数も、医療を整えればぐんと数字が変わってきます。
今年2014年はどうでしょう。今年の雨季はかなりキツクて、管理人のカウンターパートも、家や病院が水に浸かってしまった写真をフェースブックによくアップしています。デングもかなりの数字になりそうです。
ソースはirrawaddy
http://www.irrawaddy.org/z_rangoon/burma-faces-dengue-fever-outbreak-this-year-officials.html
Burma Faces Dengue Fever Outbreak: Officials