今年後半、インドを騒がせていたチクングニヤ騒動が隣国パキスタンのカラチで問題化。
- カラチおよび周辺、Malir, Saudabad and Shah Faisal neighborhoods of the cityで数千人(ソースではthousands of people )の感染者。WHOはチクングニヤの可能性と。
- チクングニヤは、蚊媒介疾患で関節痛症状特徴、持続期間はさまざま。
http://nation.com.pk/national/19-Dec-2016/chikungunya-virus-on-the-rise
Chikungunya virus on the rise
- チクングニヤと思われる流行にて首都イスラマバードFELTPから2人の専門家がカラチに派遣された。これから調査。
ソース
http://dailytimes.com.pk/sindh/19-Dec-16/feltp-team-to-investigate-chikungunya
FELTP team to investigate ‘Chikungunya’
良くある話ではありますが、この2つの報道、ニュアンスが随分違います。チクングニヤがどんどん拡大して何千人もやられているというニュアンスと、チクングニヤかもしれないから専門家が派遣されたという報道。
どちらも、「チクングニヤとはどういう病気か」という基礎知識に字数を割いていますから、初期報道であるのは明らかですが(実際どちらも12月19日付)、こうした報道ぶりの違いを目にするにつれ、これから心理社会的混乱の芽が推測されます。
折しも米国のデマ騒動(ピザゲート)が話題になる折、ひとつのケーススタディとして。