2013年ヤップ島のチクングニヤ報告。島によりますが、「人口1000あたり463」なる壮絶な数字がなにげに載っていたりして驚かされます。
ミクロネシアのヤップ島。2013年にチクングニヤの大流行に見舞われたのですが、その詳細数字が発表。こんな驚きの数字です。
Attck rate,メインアイランドでも192と、これだけでも驚くのですが、次のFais島というところ。1000人あたり463! ちょっと想像力を働かせてみると、住人の半分、あるいは隣近所両隣、家族の半分が関節さすってイタイイタイと唸っている・・・というイメージです。
中南米におけるチクングニヤの広がり方も壮絶なものがありましたが、これはすごいです。
チクングニヤや日本国内に入ってくることは以前から想定されていて、感染症分類の4類にも(ジカ騒動よりずっと以前に)追加されたり、厚労省のデング関連にはチクングニヤも(ジカより先に)併記されていたりします。
つい先だっては日本人の往来も多いインド・ニューデリーでの流行もたびたび報じられており、今シーズンはこれがダークホースになるかもしれません。
ソースはPLOS
http://journals.plos.org/plosntds/article?id=10.1371%2Fjournal.pntd.0005410
Chikungunya virus disease outbreak in Yap State, Federated States of Micronesia
- Daniel M. Pastula,
- W. Thane Hancock,
- Martin Bel,
- Holly Biggs,
- Maria Marfel,
- Robert Lanciotti,
- Janeen Laven,
- Tai-Ho Chen,
- J. Erin Staples, …
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- Published: March 1, 2017