MERSの話題が立て続いています。
- 韓国MERSのスーパースプレッダーの分析から、近くにいた人ほど高率にうつされ、潜伏期も短かった。
院内感染の舞台となった韓国サムスン病院の救急部。当時Case14として話題になっていたスーパースプレッダーの接触者を分析。
救急部の同じ区画にいた人々の感染率は20%。放射線部や受付などで接した人は同5%。さらに軽い接触では1%。
潜伏期は平均7日間。近い接触では5日間。
http://www.cidrap.umn.edu/news-perspective/2016/07/patient-proximity-key-korean-mers-super-spreader-event
Patient proximity key in Korean MERS super-spreader event
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サウジも強烈、ラマダン期間中に52例
以前、WHOとサウジ保健省が喧嘩してる件で紹介した今年のMERS騒動@サウジアラビア。
ラマダン期間中の発生は49例。
Shawwal の最初の3日間で3例の発生(July 6-10)。
大部分はラクダと非接触者
http://saudigazette.com.sa/saudi-arabia/52-new-mers-cases-reported-month/
昨年の韓国MERS騒動は、日本人にMERSの存在を強くインプットしたイベントでした。あれから1年とちょっと経過し、忘れちゃダメよと言わんばかりにちょくちょくと情報が出てきています。ジカやデングに注目集まるうちに、あるいはひょっとして・・・もすぐピンとくるようにはしておきたいものです。 -