ジカウイルス感染症が性交感染する話題のなかで、同性愛者の症例報告。
- ベネズエラに1週間の渡航歴のある男性。米テキサス州に戻って2日後に発症。
- この男性は、同性愛のペアである男性と性交。コンドームは装着せずにアナルで性交。
- 相手方の男性、流行地への渡航歴なし、発熱・結膜炎・関節痛うったえ受診。診察医がジカウイルス感染症疑って血液・尿・唾液サンプル採取
- 2名ともPCRで陰性、IgMで陽性。Plaque-reduction neutralization testsで最初の男性はデング、ジカ陽性、パートナーはジカのみ陽性。
- これとは別にフランス人(ヘテロ)。 24歳女性と46歳男性のペア。男性ブラジル渡航歴。帰国後24歳女性との性交で、膣内には射精せず、コンドーム使用。オーラルで射精。
これらから、アナルおよびオーラルセックスでジカ感染の可能性が示唆されるという話です。
ギランバレー症候群はじめ、神経系への広範囲な攻撃が分かってきていますから、オーラルやアナルで妊娠しないからOkなんて話にはなりません。
ここらへん勘違いが発生しそうでコミュニケーションにあたりおさえておくポイントですね。
ソースはCIDRAP
http://www.cidrap.umn.edu/news-perspective/2016/04/report-describes-male-male-zika-sexual-transmission
Report describes male-to-male Zika sexual transmission