タイのMERSでは首相のリスコミがうまく、I cannot control the disease (MERS),と絶妙なタイミングで入れてます。また、経済的影響により気がつかわれているのも特徴。
- タイ首相Gen Prayuth Chan-ocha 。タイのMERS第一例発生にあたり、パニックにならないよう呼びかけ。MERS対策には人々の協力が欠かせないのだと。私(首相)がMERSを止められるわけではないのだと。("I cannot control the disease (MERS)," he added.)
- 商業副大臣Apiradi Tantraporn氏。経済的影響を注視している。
商業は変わらず行われる見通しで、今回のMERSの発生が、経済に影響するようなことがあってはならない。マスクなど医療品の価格を監視している。 - ただし、人々が買い物に出かける回数が減り、1回に大量買いするという消費行動の変化はあるかもしれない。
MERS対策には国民ひとりひとりの協力が必要だと強調してI cannot control the disease (MERS),で〆るのはうまいですね。ともすれば、お上に「箸の上げ下ろしまで指示を仰ぎ」「当局・権威に依存的」な我々日本社会においても、いっぺん首相・官房長官・厚労大臣が揃ってWe cannot control the disease (時の感染症),とやれば国民の覚醒なるでしょうか。
ソースはBernama
http://www.bernama.com/bernama/v8/wn/newsworld.php?id=1145760
Thailand Confirms First MERS Case, Urges Public Not To Panic
ウェブ魚拓
http://megalodon.jp/2016-0626-1827-59/www.bernama.com/bernama/v8/wn/newsworld.php?id=1145760