新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

照会・お便りetcはこちらへどうぞ
opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

ジカウイルス(Zika)も版図拡大中なう

2015-04-29 09:31:25 | 渡航医学関連

ジカウイルス(Zika virus)の版図拡大。バヌアツで初報告。

  • バヌアツでジカウイルスの初報告。症例数は特定されず。
  • 3月14日に台風Pamの来襲に引き続いて発生。
  • ジカウイルスはフラビウイルス、すなわちデングや黄熱病や日本脳炎と同属、症状は軽症なことが多い。その名前は、1947年最初に報告されたウガンダのZikaの森に由来する。Aedes属の蚊(ヒトスジシマカ、ネッタイシマカ)のより媒介。
  • ウイルスの病理は未知な部分が大きいが、星状細胞で増殖してリンパ節から血流へと考えられている。
  • 症状は発熱と発疹(顔・体幹・頸部・上肢)、背部痛。
  • バヌアツでは、デング・チクングニヤ・マラリアの蚊媒介疾患がすでにある。

症状はデングに比べてマイルドですが、流行地域にはたいていデング媒介蚊がいるので、重複感染の問題もあります。蚊に刺されない対策はどこへ行っても重要というお話です。

ソースはoutbreaknews today
http://outbreaknewstoday.com/zika-virus-reported-on-vanuatu-for-the-first-time-21381/

Zika virus reported on Vanuatu for the first time

Posted by on April 28, 2015 //

ジカウイルス、Forthの解説
http://www.forth.go.jp/topics/2014/04221441.html

バヌアツ共和国(外務省HP)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/vanuatu/

 

 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 4月28日(火)のつぶやき | トップ | 4月29日(水)のつぶやき »
最新の画像もっと見る

渡航医学関連」カテゴリの最新記事