新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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マリの発生(エボラ出血熱 EVD エボラ)

2014-10-25 06:23:15 | エボラ出血熱・EVD・エボラ・エボラウイルス感染症

EVD.マリでの発生。

  • 2歳女児。
  • ギニアからマリに連れてこられた。
  • 父はEVDで死亡。
  • Kayesの病院に入院中。他の家族も隔離。

ギニア⇒マリへの展開。
マリで流行は厄介です。管理人が在勤していたセネガルの隣国ですが、医療機関はセネガルよりぐっと貧弱。ニジェール川があり、首都バマコでさえマラリアが猖獗を極めています。エボラと類似疾患が多いということは鑑別も困難に。 さらにテロの存在も影響(or テロリストの方が休戦の方向にゆくか?)。

マリのバマコからセネガルへは、砂漠の横断鉄道で2泊3日かかります。管理人の在勤中、バマコで発熱しながらその列車に乗ってしまい、2泊3日後に命からがら大使館に駆け込んできた旅行者がいました。診断マラリア。脳マラリアへ重症化寸前。エボラなら「死の列車」化します。

今回は隔離がすばやくゆきましたので、うまくゆくシナリオを期待したいですが。

ソースはCNN
http://edition.cnn.com/2014/10/23/world/africa/ebola-mali/

Mali confirms its first case of Ebola, Health Ministry says

By Margot Haddad and Katarina Hoije, CNN
October 24, 2014 -- Updated 0121 GMT (0921 HKT)
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