コンゴの「泣き面に蜂」状況、エボラ(EVD)と麻疹が同時進行で猛威状態は、一旦おさまりかけていました。エボラの収束はなんとか想定できそう(まだ収束していないけど)な処まできていたのですが、ここにきて、またもや現地の反政府ゲリラが戦闘活発化、対策チームが撤収のやむなきに至っています。
- コンゴBeniの、政府と反政府側の戦闘が活発化、民間人数人が犠牲に。改善しない治安状況に怒れる抗議集団が、市長事務所を襲撃。
- この状況を受けて、昨日(25日)からエボラ対策チーム撤収。ただし接触者フォローなどは電話で継続。今回のエボラアウトブレイクは15カ月の長きにわたっているが、最終的な解消に対し大きな障壁になると警告。
一方で、麻疹も増えに増えて25万例!
- 2019年250,270例、死亡例も5110例に。
- 保健管区の46%で確認。
- 2019年は世界的に麻疹が前年同期比3倍に。182か国から364,808例。コンゴのほか、ウクライナとマダガスカルが特に。
コンゴの泣き面に蜂とヒアリとダニがたかったような状況、それでも、エボラ蜂が何とか降りてくれる一歩手前まで来ておりました。しかし、ここにきて、エボラ蜂が好む蜜(ドンパッチ)がまた垂らされてという状況で、ヒヤヒヤしながら見守っているところです。
麻疹も、コンゴのゲリラにウクライナのタレント大統領、”濃い面々”の跳梁跋扈に来年が見通せません。