武漢肺炎の新型コロナウイルス関連、進展がありました。
- 遺伝子情報が上海 復旦大学から公表。Virlogical.orgにリンクが貼ってあります。これの解読は管理人の手にあまりますが、読める人はこちらからダウンロード。
http://virological.org/t/initial-genome-release-of-novel-coronavirus/319 - これはコロナウイルス2B、すなわちSARSウイルスとおなじグループに属すします(byテキサス大Menachery研究室)
https://twitter.com/TheMenacheryLab - SARSが由来する、コウモリのコロナウイルスと89%共通。(しかしこれをもってコウモリからだっ!と断定はできないよと釘挿し)(byエジンバラ大Rambaut研究室)
https://twitter.com/arambaut - この遺伝子データで分かるかもしれないのは、いかほどの(何匹?何頭?)の動物がウイルスをもっていたかという点。たとえば、ゲノムが10も一致していれば、ほんの数匹(数個体)からひろまったということになる。
- コロナウイルスのNタンパク(nucleocapsid protein)は高い割合で共通。今回の新型ウイルスのNタンパクが、SARSのそれと90%共通ということなら、それを利用して血清検査キット開発可能性も(その難しさも)
極めて迅速なスピードでもって、遺伝子情報が公表されました。それを受けて世界中のラボでコメントが出てきています。
89%がSARSと共通、血清診断キットができるかもしれない(道は困難だけど)。興味深いコメントがさらに次々出てきそうです。