アフリカのカーボベルデ。北アフリカの島国でマラリアが爆発的に増えています。年間1例あるかないかの処で実に1か月に45例。
- カーボベルデ。過去5年間、年に平均1例のケースが見られたにすぎなかったが、今年6月30日から7月30日のあいだに45例。熱帯熱マラリア。半数は成人男性。
- 原因としてベクターコントロール不適切、2016年11月に導入された殺虫剤の不適切な使用、ショッピングセンターの工事現場でのぼうふら発生、などが挙げられている。
- カーボベルデではマラリアは発生少なく排除宣言近くで、人々のあいだに免疫はなく、感染や重症化リスクが高い。
管理人が在セネガル大使館に在勤していた頃、このカーボベルデは(当時のマリやモーリタニア同様)兼轄国のひとつでした。館内ではもっぱら、カーボ、カーボと呼ばれていた小さな島国、ジカウイルス感染症でも名前が出てきたように、時々感染症騒動のフォーカスになります。今回も、わずか1か月で50年分のマラリアケースが発生!と、未曾有なことが展開しているわけで懸念されます。
http://outbreaknewstoday.com/cape-verde-sudden-unprecedented-increase-malaria-2017/
Cape Verde: ‘Sudden and unprecedented increase’ in malaria in 2017