鳥インフルエンザウイルスの監視、しばしば抜け落ちがちな、辺境の地の裏庭農家こそアブナイと北ベトナムの報告。
- ウイルス監視にあたり、裏庭農家、とくに遠い辺境の地のものは、生産低くウイルスの新興・再興・変異にあたりほとんど影響ないと(勝手に)みなされ漏れ落ちがちである。
- ルーチンのサーベイも、これら地区ではコスト等の理由でさぼられがちである。
- 今回、北ベトナム中国国境近くの少数民族居住区Ha Giangで調査おこなった。
- 鳥類の血清調査。結果、全体の7.2%でなんらかの鳥インフル陽性。H5が3.25%、H9が1.12%。
「遠隔地の辺ぴな村」といっても、我々日本人にはなかなかイメージがわきません。
ここでいうのは、最寄りの街からデコボコ道を四駆車で丸2日かかるとか、ジャングルに覆われたとか、水道もなく毎日水汲みに通うのが仕事だとか、そういうイメージの場所です。血清標本1本手に入れるのに丸2日の行程がかかったりヘリコプター飛ばしてものすごいコストがかかったり・・・そういう場所での変異は想像したくないですけれど、現実のことであります。
ソースはunbound medline↓
http://www.unboundmedicine.com/medline/ebm/record/21840292/full_citation/Looking_for_avian_influenza_in_remote_areas__A_case_study_in_Northern_Vietnam_
Looking for avian influenza in remote areas. A case study in Northern Vietnam. | |
Author(s) | Trevennec K, Chevalier V, Grosbois V, Garcia JM, Thu HH, Berthouly-Salazar C, Peiris |
Looking for avian influenza in remote areas. A case study in Northern Vietnam. | |
Author(s) | Trevennec K, Chevalier V, Grosbois V, Garcia JM, Thu HH, Berthouly-Salazar C, Peiris JS, Roger F |
Institution | ENVT, Université de Toulouse, INP, 23 chemin des Capelles, 31073 Toulouse, France; CIRAD, UR22-AGIRs, Campus International de Baillarguet, 34398 Montpellier, France. |
Source | Acta Trop 2011 Aug 6. |